【高校ラグビー】九州対決は東福岡が完勝 逆転トライのCTB神 ミスしなければ「必然的に…」

2024年01月06日 06:00

ラグビー

【高校ラグビー】九州対決は東福岡が完勝 逆転トライのCTB神 ミスしなければ「必然的に…」
<佐賀工・東福岡>前半、トライを決める東福岡・神(左)(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【第103回全国高校ラグビー 準決勝   東福岡50―28佐賀工 ( 2024年1月5日    花園ラグビー場 )】 大会連覇を狙う東福岡(福岡)は8トライの猛攻で佐賀工(佐賀)との九州対決に50―28で完勝した。桐蔭学園(神奈川)との決勝はあす7日に行われる。
 東福岡が準決勝で初めて実現した九州対決を制した。5―3の前半11分にDGを許し、今大会で初めてリードされた直後の攻撃。同12分、右サイドで鮮やかにパスをつなぐと、高校日本代表候補のCTB神が逆転トライを奪った。「外側の防御が弱いのは分かっていた。ミスをしない攻撃をすれば、必然的にトライは取れる。素早く取り返せたのは、チーム的にも自分的にも良かった」と喜んだ。

 今年度は国体を含めて3連勝中だったが、前日ミーティングは3時間に及び、万全の準備を整えた。光ったのはSO井上のキックを生かした的確な陣地取り。相手ハーフ団は今大会屈指とされたが「キックで競り勝てたと思います。意識はしていました」と胸を張った。藤田雄一郎監督(51)も「(井上は)一番覚醒していますね」と目を細めた。

 2連覇が懸かる決勝の相手は、昨春の選抜大会決勝で屈した桐蔭学園。最高の舞台で雪辱の機会が訪れ、主将のNo・8高比良は「いい準備をして、日本一の光景を勝ち取りたい」と気持ちを高めた。前回大会の決勝は応援席から見つめた神は「優勝の瞬間にグラウンドの上に立って、笛を聞きたいと1年間ずっと思ってきた」と意気込む。最後の60分に全てをぶつける。 (杉浦 友樹)

 《東福岡が5度目も快勝》
 〇…大会史上初の九州勢同士による準決勝は、東福岡が佐賀工を50―28で下した。両校が花園で対戦するのは今回が5度目で、東福岡の5戦全勝。東福岡は佐賀工を下した過去4大会で3度優勝。

 〇…今年度の両校の対決は、鹿児島国体を含めると4度目で、すべて東福岡が勝利。サニックスワールドユースは21―14で、全九州大会決勝は17―16。鹿児島国体は、東福岡の選手中心で構成された福岡が単独チームの佐賀工を28―27で下した。

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