【リーグワン】南ア代表のWTBコルビが待望のリーグ初トライ「特別な瞬間になった」東京SGが3勝目

2024年01月06日 19:13

ラグビー

【リーグワン】南ア代表のWTBコルビが待望のリーグ初トライ「特別な瞬間になった」東京SGが3勝目
<東京SG・神戸>後半、相手にトライを許し、仲間たちに歩み寄る東京SGのチェスリン・コルビ(右端) Photo By スポニチ
 【ラグビーリーグワン1部第4節   東京SG44―36神戸 ( 2024年1月6日    東京・秩父宮ラグビー場 )】 東京SGが神戸を44―36で逆転勝ちし、今季3勝目(1敗)を挙げた。4試合連続先発となった南アフリカ代表でW杯連覇に貢献したWTBチェスリン・コルビは、後半にリーグ初トライを挙げて1万8867人のファンを沸かせた。
 「第1号はスペシャルなトライ。特別な瞬間になった。もっと取っていきたい」

 待望の瞬間は34―26で迎えた後半23分だった。SO高本幹也が自陣から自軍ラインアウトでの再開となる「50:22」を狙ったキックを左へ放つ。ボールがフィールドでバウンドしてタッチラインを割る間際、相手のWTB山下楽平が内側にタップした。これを猛然とチェースしていたコルビの目の前に首尾よく入り、そのままインゴール中央へ。8点差の接戦で、貴重な追加点となった。

 本人は「(トライまでは)イメージできていなかった。ただ相手がクイックスローできないように追い掛けた」と言い、ある意味では偶然の産物でもあった。それでも昨秋のW杯準々決勝フランス戦で成功したコンバージョンチャージを例に挙げるまでもなく、今やリーグワンでもコルビの全速力チャージやチェースはスタンドが沸くシーンの一つ。この日はキックチャージに成功することはなかったものの、相手キッカーにプレッシャーを掛け、6本中3本のコンバージョン失敗を誘発した。

 試合はもちろん、普段の練習でも全速力のチェースやバッキングアップを怠らないコルビの姿は、チーム全体にも好影響をもたらしている。フッカー堀越主将も「話していると、ネバーギブアップという言葉がよく出ているし、彼の精神が伝わるトライ。姿勢はチームにいい影響を与えている」と絶賛する。終盤にはビッグタックルでも8点差の勝利に貢献したスーパースター。「絶対に最後まで諦めないのは、チームのモットーでもある。これからもできる限り貢献したい」とフォアザチームを誓った。

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