【伊勢ケ浜一門連合稽古】照ノ富士が9番 初場所出場へ意欲「場所までどう持っていけるかが勝負」

2024年01月06日 13:20

相撲

【伊勢ケ浜一門連合稽古】照ノ富士が9番 初場所出場へ意欲「場所までどう持っていけるかが勝負」
錦富士(左)と申し合い稽古を行う照ノ富士(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲初場所(14日初日、東京・両国国技館)に向けた伊勢ケ浜一門の連合稽古が6日、東京都墨田区の宮城野部屋で行われ、横綱・照ノ富士(32=伊勢ケ浜部屋)が計9番の申し合い稽古を行った。
 午前9時過ぎにまわし姿で宮城野部屋の稽古場に登場。四股やすり足などの基礎運動に加え上半身や体幹の筋力トレーニングも入念にこなした。関取衆の申し合い稽古が始まってから約20分後に土俵へ入り、同部屋の十両・錦富士(27)と幕内・宝富士(36)を相手に9番連続で取った。

 まずは錦富士と4番。立ち合い鋭く踏み込んですぐに浅い左上手を引いて力強く一気に寄り切ったり、上手を取らずに攻めさせてからじっくり前に出たりと、得意の右四つの形を確認した。続いて宝富士と5番。今度は突き放しにいく立ち合いも試し、相手得意の左四つから攻めを重い腰でしのいで右のまわしを取りにいく練習を繰り返した。敗れたのは最後の一番だけで、9番取って8勝1敗。順調に調整できているようだった。

 腰痛で名古屋場所途中から3場所連続休場中。「できる治療を重ねてきましたから」と着実に復帰への歩みを進めてきた。進退がかかる初場所(14日初日、東京・両国国技館)まで約1週間。出場可否を問われると「そうじゃなかったら稽古できていない」と3場所ぶり復帰への強い意欲を示した。

 ただ、先場所前は秋巡業でも精力的に稽古を積んでいたが直前になって回復具合が思わしくなく休場を余儀なくされている。それだけに「場所までどうやって持っていけるかが勝負」と一つ気を引き締めた。初日まで1週間。一人横綱の完全復活が近づいてきた。

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