【リーグワン】新人SO高本幹也 光るキックで存在感「勝利に貢献できている」東京SGが3勝目

2024年01月06日 22:13

ラグビー

【リーグワン】新人SO高本幹也 光るキックで存在感「勝利に貢献できている」東京SGが3勝目
<東京SG・神戸>5ゴール3PGで勝利に貢献した東京SGの高本幹也 Photo By スポニチ
 【ラグビーリーグワン1部第4節   東京SG44―36神戸 ( 2024年1月6日    東京・秩父宮ラグビー場 )】 東京SGが神戸を44―36で逆転勝ちし、今季3勝目(1敗)を挙げた。4試合連続先発となったSO高本幹也はキック成功率100%で5ゴール3PGの計19得点を挙げる活躍。トライ数は自軍の5に対し相手は6と上回られながら、接戦の勝利に大きく貢献した。
 得点ランキングでも通算49得点で暫定トップに立つ高本。プレースキックはもちろん、この日はプレー中のキックでも圧倒的な正確性で、チームに貴重なトライをもたらした。

 1本目は13―26と劣勢の中で迎えた前半ロスタイム。ペナルティーを得ると、ショットではなくタッチキックを選択。ここで左足ながら左のタッチラインを敵陣5メートルラインの真上で切る正確さを発揮。ラインアウトから攻勢に出ると、最後はここでも自身の判断でバックスへボールを回し、FB松島のトライにつなげた。

 2本目は後半23分ごろ。自陣からフィールドでバウンドして敵陣22メートルラインより外側のタッチラインを切った場合、自軍ボールのラインアウトで再開となる「50:22」を狙ってキック。フィールド内ではねたボールがまさにタッチを切ろうとする間際、阻止しようとした相手WTBがタップ。このルーズボールを全速力でチェースしたWTBコルビが獲得し、来日初トライを生んだ。

 高本は1本目のキックについては「出ないかな、と思ったが、あの時間帯にあの精度で蹴られたのはいいこと」と自画自賛。プレースキックもこの日の8本成功で通算78%の成功率に上昇し、「100%、決められたのは良かった。僅差の試合だったので、勝利に貢献できていると思う」と振り返った。

 東京SGは今季、昨秋のW杯に出場したウェールズ代表のSOガレス・アンスコムを獲得。アンスコムが故障で今季絶望となった後には、アルゼンチン代表で15年W杯で得点王に輝いたキックの名手、ニコラス・サンチェスを獲得した。今後、ポジションを争う強力なライバルとなりそうだが、デビューから気を吐き続ける22歳は、簡単に10番を譲るつもりはない。

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