ダウン症の愛娘のために 柔道・鈴木桂治監督 自前の道場に込めた思い
2024年01月06日 19:59
柔道
日本代表監督して迎える初の大舞台となるパリ五輪を今夏に控える中、あえて同じ年に道場を開設したのは、ある思いがあった。
「4番目の子供がダウン症を持って生まれてきた。この子がどう成長していくか、人生を歩んでいくかと考えた時に、自宅以外で自由に暴れ回れる場所がほしいと思った。自分の道場を持って、そこで自由に遊ばせることが理想的だなと思った。ちょっとでも自分の子供の成長を自分の目で見守る場所があればいいなと思った」
22年9月に誕生した三女の稀子ちゃん(1つ)。誕生直後に心臓の手術を受け、その後にダウン症と診断された。同じ境遇にある親とも会話を重ねる中で、ダウン症を持った子供たちが伸び伸びと過ごせる環境が必要と痛感。KJA設立当初は自前の道場を持つ考えはなかったものの、構想から約1年という短期間で完成。いずれは認可を取得し、運動に特化した療育施設としても活用する計画を明かした。
日本代表監督としては、新年の抱負として色紙に「全 全力(全てに全力)」としたためた鈴木監督。7カ月後に迫る大舞台に向けて、「五輪は選手が命懸けで戦っていい場。我々も命懸けでサポートするのが責任。自分が全責任を背負う覚悟で取り組んでいきたい」と不退転の決意を口にした。
おすすめテーマ
2024年01月06日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
東京五輪2冠の大橋悠依が24年初レースに出場「五輪に出るのはパリが最後」
-
【高校ラグビー】東福岡が約1時間30分の最終調整 藤田監督「コンタクトバトルをどれだけやれるか」
-
【伊勢ケ浜一門連合稽古】新十両・尊富士が早くも幕内級の実力発揮「元気よく魅力ある相撲を」
-
松山英樹「もう迷子になるようなところではない」46位も復活の兆し 米男子ゴルフ
-
【春高バレー】女子の富士見が初の8強 福元「うれしい」
-
【伊勢ケ浜一門連合稽古】照ノ富士が9番 初場所出場へ意欲「場所までどう持っていけるかが勝負」
-
【バスケ女子】日本代表候補に2度目の現役復帰を果たした吉田亜沙美、岐阜女子の絈野夏海らを選出
-
なぜ?あまり食べてないのに太る「原因」とは。ダイエット中の食事ルールも
-
【高校ラグビー】九州対決は東福岡が完勝 逆転トライのCTB神 ミスしなければ「必然的に…」
-
【高校ラグビー】佐賀工は“天敵”東福岡に完敗 枝吉監督「一つ一つの精度を比べると…」
-
【高校ラグビー】桐蔭対決に敗れた大阪桐蔭・綾部監督は脱帽 「距離を詰めようとやってきたが…」
-
【高校ラグビー】清鶴敏也氏 チーム力は互角も継続に徹した桐蔭学園がわずかに上回った
-
フィギュア・本田真凜が引退 12月の全日本で完全燃焼 今後はプロスケーターに
-
桐蔭学園 3大会ぶり優勝王手!大阪桐蔭を完封 高校日本代表候補の前田が先制の今大会初トライ
-
照ノ富士 初場所での復帰へ前向き「暗いニュースを振り払えるように」
-
霧島 大関・豊昇龍と5番で“圧倒”4勝1敗 初場所での綱獲りへ気合十分
-
箱根駅伝 来年以降再び関東限定へ 関東学生連合は継続審議中
-
能登半島地震 Bリーグは今週末全会場で黙とう、募金活動 島田チェアマン「復旧に貢献できるよう」