春高バレー 女子は就実が2大会ぶり5度目優勝 男子は駿台学園が総体と2冠

2024年01月09日 04:30

バレーボール

春高バレー 女子は就実が2大会ぶり5度目優勝 男子は駿台学園が総体と2冠
2大会ぶり5度目の優勝を決め、記念撮影に応じる就実の選手ら Photo By 共同
 【バレーボール全日本高校選手権最終日 ( 2024年1月8日    東京体育館 )】 男女の決勝が行われ、女子は就実(岡山)が、3冠を狙った下北沢成徳(東京)を3―0で下し、2大会ぶり5度目の優勝を飾った。男子は駿台学園(東京)が福井工大福井に3―0で勝ち、2大会連続3度目の優勝。昨年の全国高校総体との2冠も達成した。
 2年ぶりに頂点に返り咲いた就実の西畑美希監督は「今大会は実力以上の力が出ていた。誰かのためにという思いは凄いパワーを生むんだと思った」と感慨深げに言った。

 前回大会は新型コロナ陽性者が出たため直前に棄権。コートに立てないまま3連覇は阻まれた。自身も陽性になったエース福村心優美(2年)は「先輩たちに申し訳ない気持ちだった」と振り返る。当時は落ち込んだが「来年結果を出してくれたら自分たちも報われる」という3年生の言葉で立ち直ることができた。

 観客席にはその先輩たちの姿があった。チーム最多14得点を挙げ、期待に応えた福村は「先輩方のおかげで優勝できて最高の恩返しになった」と達成感をにじませた。

 ≪三宅兄弟決めた≫駿台学園の連覇を決める1点は三宅兄弟がもぎ取った。セッター三宅綜大(2年)が上げたトスを、オポジット三宅雄大(3年)が叩き込んだ。小学生時代からコンビを組んできた兄弟で戦う最後の舞台。13得点でけん引した雄大は「注目されてプレッシャーはあったけど、優勝して強さを証明できた」と胸を張った。綜大は来年を見据えて「3連覇を目標にしながら1年間頑張りたい」と話した。

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