春高バレー 女子は就実が2大会ぶり5度目優勝 男子は駿台学園が総体と2冠
2024年01月09日 04:30
バレーボール
前回大会は新型コロナ陽性者が出たため直前に棄権。コートに立てないまま3連覇は阻まれた。自身も陽性になったエース福村心優美(2年)は「先輩たちに申し訳ない気持ちだった」と振り返る。当時は落ち込んだが「来年結果を出してくれたら自分たちも報われる」という3年生の言葉で立ち直ることができた。
観客席にはその先輩たちの姿があった。チーム最多14得点を挙げ、期待に応えた福村は「先輩方のおかげで優勝できて最高の恩返しになった」と達成感をにじませた。
≪三宅兄弟決めた≫駿台学園の連覇を決める1点は三宅兄弟がもぎ取った。セッター三宅綜大(2年)が上げたトスを、オポジット三宅雄大(3年)が叩き込んだ。小学生時代からコンビを組んできた兄弟で戦う最後の舞台。13得点でけん引した雄大は「注目されてプレッシャーはあったけど、優勝して強さを証明できた」と胸を張った。綜大は来年を見据えて「3連覇を目標にしながら1年間頑張りたい」と話した。