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【二所ノ関親方 真眼】若元春 得意の左四つで終始優位に

2024年01月16日 04:44

相撲

【二所ノ関親方 真眼】若元春 得意の左四つで終始優位に
<大相撲初場所・2日目>照ノ富士(左)を寄り切りで破った若元春(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 自分の形を持っていることは大きなアドバンテージになります。若元春がそれを実証しました。横綱・照ノ富士戦で、若元春は上手も頭の位置も良く左四つとしてはいい形を取ることができました。そこに尽きますね。
 加えて横綱に右上手を与えなかったことも大きかった。圧力をかけ続けたことで横綱は腰が伸びて残り腰もなくなってしまった。自分有利な体勢に持ち込めれば、さすがの横綱も防戦一方。強いて言えば、もっと攻め続けて早く勝負を決めることを覚えていくと、さらに強くなります。

 照ノ富士は相手に十分な形を取らせてしまった印象です。若元春の左の下手の位置も良かったので、まわしを切って、おっつけたり抱え込んだりする得意の戦術ができなかった。それが勝敗のキーポイントになりました。

 初日は小さい相手を圧倒しましたが、今後は重い相手との対戦で速い相撲を取ることが求められそうです。(元横綱・稀勢の里)

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