新十両・欧勝海が初白星「目の前の相手に対してだけ集中」連敗スタートも気持ち切り替え

2024年01月16日 20:15

相撲

新十両・欧勝海が初白星「目の前の相手に対してだけ集中」連敗スタートも気持ち切り替え
<初場所3日目>栃武蔵(右)を寄り切りで下す欧勝海(撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 【大相撲初場所3日目 ( 2024年1月16日    両国国技館 )】 新十両の欧勝海(22=鳴戸部屋)が栃武蔵(24=春日野部屋)を破って関取初白星を挙げた。
 立ち合いから突っ張って先手を取り、左を浅く差して前に出て寄り切った。最後は相手に右から小手投げを打たれて肘が逆方向に曲がる形に。「痛いですね…」と顔をしかめながらも、貴重な新十両初勝利をかみしめた。

 新入幕の大の里と同じ石川県津幡町の出身。今月1日に発生した能登半島地震で被災した故郷のためにも、と意気込んで始まった新十両場所は初日から2連敗。「どうすれば勝てるか悩んでいた。“負けたらどうしよう”とか考えず、目の前の相手に対してだけ集中するようにした」。気持ちを切り替えて臨み、待望の白星をつかみ取った。

 ◇欧勝海 成矢(おうしょううみ・せいや)本名=深沢成矢。2001年(平13)5月12日生まれ、石川県津幡町出身の22歳。津幡町少年相撲教室で小1から相撲を始め、津幡南中3年時に全国都道府県中学生大会で団体戦優勝。新潟・海洋高2年時に全国選抜十和田大会個人戦8強。3年時に全国選抜十和田大会団体戦準優勝。鳴戸部屋に入門し、20年春場所で初土俵。1メートル83、140キロ。

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