前相撲で2分超の大熱戦!埼玉栄の斧澤「意地の勝負」鹿実の市来崎を破って3連勝で出世決めた

2024年01月18日 10:42

相撲

前相撲で2分超の大熱戦!埼玉栄の斧澤「意地の勝負」鹿実の市来崎を破って3連勝で出世決めた
2分を超える熱戦の末、絢ノ富士(左)を寄り切った斧澤 Photo By スポニチ
 【大相撲初場所5日目 ( 2024年1月18日    東京・両国国技館 )】 今場所の新弟子検査に合格した10人(外国出身者を除く)と、番付外から再出世を目指す3人の計13人による前相撲の3日目が行われた。
 関脇・大栄翔(30=追手風部屋)の“内弟子第1号”で埼玉栄高3年の斧澤(18=追手風部屋)が鹿児島実業高3年の絢ノ富士(18=伊勢ケ浜部屋、本名=市来崎大祐)を破り、無敗の3連勝で出世を決めた。

 ともに2連勝で迎えた、高校相撲出身の実力者同士の対戦。左四つで互いに上手が引けない体勢で長引き、2分が過ぎたところで斧澤が前に出て寄り切って勝負を決めた。まだ観客もまばらな朝9時半頃に展開された大熱戦。勝った斧澤は「押したいけど押せなかった。意地の勝負になると長くなる。とにかく耐えて(相手の)体力が尽きたところを行くしかないと思った」と息を切らせながら振り返った。

 3連勝とした斧澤と日大出身の伊波(23=尾上部屋)の2人はこの日で前相撲が終了。斧澤は序ノ口の番付にしこ名が載る春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)へ向け「(左足首のケガを)完全に治して体を鍛え直してきます」と力を込めた。最初の1番だけ取って休場した佐藤(18=錦戸部屋)を除く、残り10人はあす6日目も土俵に上がる。


 ▽前相撲
 秋山(上手投げ)加藤○
 竹内(突き落とし)旭大龍○
 藤原(上手投げ)旭天道○
○伊波(下手投げ)道颯 
 絢ノ富士(寄り切り)斧澤○
○鈴ノ富士(寄り切り)澁谷 

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