新十両・尊富士が5連勝!「考えてもしょうがないので」兄弟子・翠富士から学んだ無心で臨む極意

2024年01月18日 20:41

相撲

新十両・尊富士が5連勝!「考えてもしょうがないので」兄弟子・翠富士から学んだ無心で臨む極意
<大相撲初場所5日目>朝紅龍(右)を寄り切りで破った尊富士(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【大相撲初場所5日目 ( 2024年1月18日    東京・両国国技館 )】 新十両の尊富士(24=伊勢ケ浜部屋)が朝紅龍(25=高砂部屋)を破って初日から5連勝と星を伸ばした。
 立ち合い右で張って左差し、小兵の相手に対して胸を合わせて右おっつけで一気に前に出て寄り切り。「焦らず落ち着いていこうと思った」と危なげない攻めで完勝した。

 1学年上の朝紅龍とは、高校時代に1度、大学時代に2度対戦して全て勝っている。過去の対戦はあまり覚えてないようで、小兵相手は「苦手ですよ」と謙遜。それでも力の違いを示す速攻で初日から5戦全勝とし、時疾風(27=時津風部屋)とともに十両の首位を守った。

 無心で自分の相撲を取りきった。前日、大関・霧島を破った部屋の兄弟子・翠富士が殊勲インタビューで「適当にやったけど良い感じになりました」と発言。尊富士はその言葉の真意を本人に聞くも「俺、適当だよ」と笑いながら返されたという。良い意味での適当さは勝負の世界でプラスに働くこともある。「考えてもしょうがないので」と兄弟子から心構えを学び、自身の取組に生かした。

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