ラグビー元日本代表の鉄人・大野均さんが吉本興業とタッグ「スポーツを通じて地域の方々とも交流を」

2024年01月31日 05:00

ラグビー

ラグビー元日本代表の鉄人・大野均さんが吉本興業とタッグ「スポーツを通じて地域の方々とも交流を」
吉本興業とエージェント契約を結んだ大野均さん Photo By スポニチ
 ラグビー元日本代表で歴代最多98キャップを誇る大野均さん(45)が吉本興業とエージェント契約を結んだ。2007年から3大会連続でW杯に出場し、20年5月に現役を引退。現在は19年間在籍した東芝ブレイブルーパス東京のアンバサダーを務めている。吉本興業とタッグを組むことについて、スポニチ本紙の取材に応じた大野さんは「吉本さんには多くのアスリートが所属しており、全国各地でイベントも開催している。スポーツを通じて地域の方々とも交流していきたい」と抱負を語った。
 引退後はラグビーの普及にも力を注いできた。小学5、6年生による全国大会「ヒーローズカップ」では実行委員長を務める。16回目となった同大会は全国約300チームが参加し、28日には19年W杯日本大会の決勝会場となった日産スタジアムで決勝戦を開催した。「小学生の時から日本一を決める大会を経験することは将来にもつながる。この年代は勝ち負けはさほど重要ではないという考え方もあるかもしれないけど、僕は負ける悔しさを味わうことも大事だと思っている」と話す。

 以前からスポーツを通じた社会貢献への意識は高かった。21年には一般社団法人「APOLLO PROJECT」が主催するアスリート向けの人材育成プログラムを1年間受講。アスリートが持つ可能性をどのように社会に還元していくかを学び「サッカー、バスケット、相撲など、年代もジャンルも違うアスリートたちと意見を交わし、とても刺激になった」という。

 吉本興業はプロ野球・ヤクルトの青木宣親、村上宗隆ら現役、OBを含め約60人のアスリートとマネジメント契約を結んでいるが、大野さんは「より自由度が高い」エージェント契約で、今後は同社が企画するイベントに参加していく。中川家、ケンドーコバヤシら「ラグビー芸人」とのコラボによるラグビー教室なども期待される。大学からラグビーを始め、42歳まで第一線で現役を続けたラグビー界の鉄人。抜群の知名度と経験を生かし、さらに活躍のフィールドを広げていく。

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