【柔道】19歳・新井道大「終わったな、という感じ」パリ五輪は絶望的も28年へ「礼から礼まで」成長誓う

2024年02月06日 22:40

柔道

【柔道】19歳・新井道大「終わったな、という感じ」パリ五輪は絶望的も28年へ「礼から礼まで」成長誓う
新井道大 Photo By スポニチ
 柔道男子100キロ級の新井道大(19=東海大)が6日、3回戦敗退に終わったグランドスラム(GS)パリ大会を終え、羽田空港に帰国。パリ五輪代表を争っていた大学の先輩に当たるウルフ・アロン(27=パーク24)が優勝したことで事実上、パリへの道は断たれ、「終わったな、という感じ。日本で勝っても海外で勝てないと意味がない」と神妙な表情で語った。
 昨年の世界ジュニア王者の新井は、11月の講道館杯で7位に終わりパリへの道は断たれたに見られたが、若手有望株枠で12月のGS東京大会に出場。同大会では23年世界王者のアダミアン(ロシア)を破るなど快進撃で日本勢最高位の2位に入り、五輪代表候補に急浮上していた。

 しかし海外でのGSレベルの大会出場は今回が初めてで、東京での活躍により、研究・対策される立場に。「プレッシャーはなかったが、緊張感には慣れていなかった。襟もほとんど持てなかった」と持ち味を封じられ、3回戦ではセルビア選手に絞められて一本負け。「寝技も対策していなかった。隙が出た」と振り返った。

 それでもまだ19歳。23歳で迎える28年ロサンゼルス五輪代表の有力候補であることは間違いない。国際柔道連盟(IJF)から23年のライジングスター部門で表彰されたホープは、「(試合前の)礼から(試合後の)礼まで、全て(の進化が)必要」と成長を誓った。

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