【ラグビー】エディー体制初の候補合宿スタート　現役大学生・青木恵斗らが猛アピール　先輩・姫野も大絶賛

2024年02月06日 19:16

ラグビー

　ラグビー日本代表は6日、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ（HC）体制初の候補合宿を福岡市内でスタートさせた。

　3年後のW杯メンバー入りを目指す9人の現役大学生が初日から猛アピールだ。約1時間の全体練習でジョーンズHCから名指しで称賛されたのは初招集のフランカー青木恵斗（帝京大3年）。実戦形式の練習ではフィジカルを生かしたタックルを果敢に仕掛けた。人見知りなんで緊張しました…自分らしさをあまり出せなかった」と反省も「明日（7日）はもう少しできると思う」と自信をのぞかせた。

　全体練習後には大学の先輩で同ポジションの姫野和樹（29＝トヨタ）からマンツーマンでジャッカルの指導を受け、大学レベルとの差を肌で感じ取った。体の向きや使い方で新たな発見があっといい「姫野さんに声をかけていただいて助かったし、大きいものが得られた」と振り返った。

　そんな青木に対しW杯で主将を務めた姫野は「素晴らしい選手。大きいしフィジカル面もずば抜けている」と大絶賛。一方で「今後、リーダー的な存在になっていくと思うが性格的に内気な子。若い時の僕くらいがんがんいってくれたらうれしいかな」と注文も忘れなかった。

　世界ランキング12位から日本が頂点を目指すには――。全体練習前には「世界トップとのギャップをどう埋めていくか」とジョーンズHCの下、ミーティングも行われた。青木は「最終的に大事なのは、チームから信頼されること。グラウンドに立ち続けたら歩くことなく走り続けることが大事になってくる。また、日本人の武器はやっぱり速さ。そこを今回見られたんで、僕もアジャストできるように合宿を通して心がけていきたい」と27年のW杯出場に意欲を見せた。