宮城野部屋の錦織は黒星発進 暴力事件の北青鵬を断罪「一人だけ場違いなことをしていたのは事実」

2024年03月10日 10:09

相撲

宮城野部屋の錦織は黒星発進 暴力事件の北青鵬を断罪「一人だけ場違いなことをしていたのは事実」
<大相撲春場所初日>序ノ口 宮城野部屋の錦織(左)は寄り切りで千代大牙に敗れる (撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【大相撲春場所初日 ( 2024年3月10日    エディオンアリーナ大阪 )】 東序ノ口3枚目の錦織(17=宮城野部屋)が千代大牙(24=九重部屋)に敗れて黒星発進となった。
 相手は膝の大ケガから5場所ぶりに復帰してきた幕下経験のある実力者。「全力は出した」と挑んでいったが、右四つに組み合って上手を取られて寄り切られた。

 宮城野部屋は、元幕内・北青鵬による暴力問題の影響で宮城野親方(元横綱・白鵬)が監督義務違反等に問われて師匠の立場を外れ、春場所後に伊勢ケ浜一門預かりとなる予定で存続の危機的な状況。暴行の被害者である所属力士たちが外出禁止を命じられるなど難しい環境で生活を送っている。「どこにいても相撲部屋は相撲部屋で一緒。場所に集中できるという意味ではよかった」と、理不尽な処罰も前向きに捉えて本場所へ臨んだ。

 さらに、事件を起こした北青鵬についても言及した。「結果的にやった本人が悪いと思う。昔はそういう教え方があったかもしれないけど、時代に合った生活ができていないのが問題だと思う。一人だけ場違いなことをしていたのは事実なので」。顔面や睾丸への平手打ち、バーナー状にした炎を体へ近づけるといった悪質極まりない蛮行を日常的に繰り返していたことについて、厳しい表情で断罪した。

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