【名古屋ウィメンズ】安藤友香、パリ逃すも初Vに歓喜の涙 7年ぶり自己ベストに「やっと時計を動かせた」

2024年03月10日 14:49

マラソン

【名古屋ウィメンズ】安藤友香、パリ逃すも初Vに歓喜の涙 7年ぶり自己ベストに「やっと時計を動かせた」
<名古屋ウィメンズマラソン>表彰式で瀬古氏に促され、メダルをかじる安藤友香(撮影・平嶋 理子)  Photo By スポニチ
 【名古屋ウィメンズマラソン ( 2024年3月10日    バンテリンD発着の42・195キロ )】 パリ五輪代表の女子3枠目をかけたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジ最終戦として行われ、安藤友香(ワコール)が2時間21分18秒で優勝した。
 今大会でのパリ切符には1月の大阪国際で前田穂南(天満屋)が樹立した2時間18分59秒の日本記録をする必要があった。日本新記録はならず3枠目は前田に決定したが、レース直後に流したのは、うれし涙だった

 「もちろん記録を突破できない悔しさはあるけど、私自身、この試合を迎えるまでにいろんなことがあって…。そのときに、周りの人に支えてもらって、スタートラインに立てた。優勝という形でゴールできて、お世話になった方に少しは恩返しができた。ものすごく良いタイムではないけど、初めて走った時の記録を、同じ名古屋で塗り替えられた。自分の中で一歩、進めたかなという気持ちがありました」

 初めて42・195キロを走った17年の名古屋で2時間21分36分をマーク。初マラソン日本最高となるタイムを叩き出し、注目を集めた。だが、その後は自己ベストを更新することができず、苦しい時間を過ごしてきた。もどかしい時間を過ごしてきた中、今回の名古屋で7年ぶりに自らの記録を塗り替えた。

 「初マラソンの記録がしがらみになった。あまり意識していないつもりでいたけど、どこかで意識していたんだなと。でも、その経験があったから学んだこともたくさんあって。あの経験があるから今があると思う。一つ、やっと時計を動かすことができた。今日を新たなスタートとして頑張りたい」

 東京五輪では1万メートルで日本代表となった安藤。今後の目標に関しては「終わったばかりで、これから整理するところ。コーチと相談して、これからは決めたい」と話すにとどめた。

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