栃丸が序二段で6戦全勝「土俵に上がったら負けたくない」元十両の意地で旭海雄に完勝 復帰場所Vへ前進

2024年03月21日 06:46

相撲

栃丸が序二段で6戦全勝「土俵に上がったら負けたくない」元十両の意地で旭海雄に完勝 復帰場所Vへ前進
旭海雄(左)を突き倒しで下して6戦全勝とした栃丸 Photo By スポニチ
 【大相撲春場所11日目   ○栃丸(突き倒し)旭海雄● ( 2024年3月20日    エディオンアリーナ大阪 )】 元十両で東序二段47枚目の栃丸(31=春日野部屋)が旭海雄(23=大島部屋)との全勝対決を制して6連勝とした。
 立ち合いもろ手突きから相手を中に入れないように細かく突っ張ると、少し引いたところで押し込まれる場面も。それでも突っ張り続けてタイミングよく左からいなして崩し、向き直るところをさらに攻めて突き倒した。

 相手の旭海雄は日体大出身でデビュー2場所目。稽古場では既に幕下力士と互角に渡り合うほどの勢いがあるが、元十両の意地と実力が上回った。「低いとは聞いていたけど足腰良いですね。危なかったです」。若手の強さも素直に認めた。

 昨年8月末に両膝を手術して3場所連続全休を経て臨む復帰場所。当初は「勝ち負け関係なく、自分の相撲を完成させること」とケガしないことを最優先にしてきたが「勝っていると欲が出てくる。土俵に上がったら負けたくない」と全勝への意欲が無意識のうちに出てきた。「負けてもいいやって思うようになったら終わりなので」。31歳、関取復帰を目指す気力は十分だ。

 同じく3場所連続全休明けで幕下上位経験者の龍王(30=二所ノ関部屋)も6戦全勝。黒熊(26=宮城野部屋)との全勝対決を制した多良浪(22=立浪部屋)も含め3人が序二段で6戦全勝とした。

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