元学生横綱の草野「すごい部屋だなと…」伊勢ケ浜部屋3人の名が刻まれた歴代横綱石碑を見て実感

2024年06月14日 12:38

相撲

元学生横綱の草野「すごい部屋だなと…」伊勢ケ浜部屋3人の名が刻まれた歴代横綱石碑を見て実感
野見宿禰神社にある歴代横綱石碑の前に立つ草野(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 相撲教習所に通う入門半年以内の新弟子らが14日、「相撲史」の講義の一環として東京都墨田区にある野見宿禰(のみのすくね)神社を参拝し、境内や周辺の清掃活動も行った。
 幕下付け出しデビューの夏場所で6勝を挙げた昨年の学生横綱・草野(22=伊勢ケ浜部屋)も参加。今月から相撲教習所に通い始めた新弟子の一員として、30度を超える猛暑の中で清掃活動に取り組んだ。

 相撲の始祖とされる野見宿禰がまつられている神社の境内には「歴代横綱石碑」がある。その中には、63代・旭富士(伊勢ケ浜親方)、69代・白鵬(宮城野親方)、73代・照ノ富士の名前も刻まれていた。初代横綱の明石志賀之助から数えて400年近い歴史の中で73人しかいない横綱。そのうち3人と普段から稽古場で顔を合わせている伊勢ケ浜部屋の草野は「すごい部屋だなと改めて思いました」としみじみ話した。

 今月4日から、平日は毎日教習所の稽古に参加。同部屋で1場所先に幕下付け出しデビューした松井(19)や日大相撲部で1年先輩の伊波(23=尾上部屋)、現役指導員の幕下・将豊竜(27=時津風部屋)らと申し合い稽古を行っているという。

 数日前には、教習所の教官でもある部屋の楯山親方(元幕内・誉富士)に胸を借り、土俵の外を使って約15メートル押し続けるぶつかり稽古も行った。「土俵3つ分、端から端までずっと押して、キツかったです」。部屋では3人の横綱から指導を受けながら関取衆の申し合いに混じり、教習所でもガッチリ稽古。期待の大きな22歳は、次の名古屋場所(7月14日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)へ向けて充実の日々を過ごしているようだ。

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