パリ切符獲得のバレー日本女子 真鍋監督「安堵している」 夢舞台の目標は「まだ決めていない」

2024年06月14日 14:28

バレーボール

パリ切符獲得のバレー日本女子 真鍋監督「安堵している」 夢舞台の目標は「まだ決めていない」
真鍋監督 Photo By スポニチ
 バレーボール女子の日本に朗報が飛び込んだ。ネーションズリーグの事務局は14日、日本のパリ五輪出場が事実上、決定したと発表。6大会連続の夢舞台となる。
 事務局は「昨日までに開催されたネーションズリーグ各ラウンドの結果を受け、FIVB/VWが最新のランキングに基づき計算した所、本日、日本がオリンピック出場権を事実上獲得出来ることになりました。なお『事実上』と記載している理由としては、FIVB/VWの公式アナウンスは最終戦終了後のランキングが決定した際が、『確定』となります。ご理解ください」とした。

 パリ切符獲得を受け、真鍋政義監督がコメントを発表。「年半前に日本代表監督に再就任し、パリ2024オリンピックの出場権を獲得することが一番の目標だったので、まずは目標をクリアして安堵している。出場権獲得までの3年間は長かった。昨年(のパリ五輪予選は)悔しい試合で出場権を獲ることができなかったので、今年のVNLに懸けていた。VNLでは1戦目からトルコに勝利するなど、ポイントを稼ぐことができたので、選手やスタッフには感謝している」とした。

 その上で「出場権獲得のターニングポイントは再就任1年目だった。東京2020オリンピックのあとチームを引き継いだとき、(日本は)世界ランキング9位(266ポイント)だった。そこからどのようにパリオリンピックの出場権を獲得するかを考えるなかで、2022年のVNLで世界ランキングを上げるしかなかった。オリンピックの翌年はどの国も若い選手を起用するためそこがチャンスだと思い、我々は勝ちにこだわってスタートダッシュをした。さらに同年の女子世界選手権を経て50ポイントを稼ぐことができ、最終的には6位(316ポイント)まで上昇することができたので、今思うと1年目の50ポイントの貯金が大きかった。まだVNLの試合は残っているが、次戦のセルビア戦に勝ち、東京オリンピック金メダルのアメリカにも勝って、ファイナルラウンドやパリオリンピックに向かいたい。まだパリオリンピックの目標は決めていない。選手やスタッフと話し合いながら最終的な目標を決め、その目標に向かって挑戦したい」と気合を入れた。

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