隆の勝 歴史的大逆転Vへ残った 勝ってぼう然「え?ありえない!座布団が当たったので“勝ったんだ”と」
2024年07月28日 04:00
相撲
![隆の勝 歴史的大逆転Vへ残った 勝ってぼう然「え?ありえない!座布団が当たったので“勝ったんだ”と」](/sports/news/2024/07/28/jpeg/20240728s10005000064000p_view.webp)
優勝の可能性を残して千秋楽を迎えるのは、同じく照ノ富士と争った一昨年の夏場所以来2度目。前回は本割で佐田の海に敗れて決定戦進出を逃し「いらない欲が出た」と悔やんだ。前回は相星で先頭に立っていたため初優勝を意識し「めちゃくちゃ緊張していた」というが、今回は1差で追う立場。「一度経験しているのであまり気負わず」と精神的には優位だ。
優勝決定戦に持ち込むには、自身が勝った上で照ノ富士が敗れなければいけない。その“援護射撃”を担う大関・琴桜は、小学生時代に隆の勝と一緒に稽古した千葉・柏市相撲スポーツ少年団の3学年後輩だ。「今はもう大関だけど、昔は可愛かった」という幼なじみの後輩が、自身の初優勝への鍵を握る。
13日目終了時の2差をひっくり返しての優勝は過去一度も例がない。2連敗スタートから賜杯を抱いた者もおらず、隆の勝が優勝すれば歴史的な大逆転となる。この日の朝「優勝できると思ってないので緊張もない」と話しており、取組後ですら「ないですね。まだ遠いです」と気負いはない。無欲の先に、大きなチャンスが待っている。 (前川 晋作)
《優位は変わらず》
照ノ富士は隆の勝に寄り切られ、3場所ぶり10度目の賜杯を目前に足踏みとなった。支度部屋では眉間にしわを寄せ、初黒星を喫した11日目に続いて付け人を通じて取材を断った。千秋楽の相手、琴桜とは過去6勝0敗。復活を期す一人横綱が、優位な立場に変わりはない。粂川審判長(元小結・琴稲妻)は「あっけなかった。疲れがあるのでしょう。千秋楽まで楽しみができた」と語った。
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