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大坂なおみ まさか…元世界一対決にストレートで敗れ初戦敗退 生涯ゴールデンスラムは4年後に持ち越し

2024年07月28日 05:36

テニス

大坂なおみ まさか…元世界一対決にストレートで敗れ初戦敗退 生涯ゴールデンスラムは4年後に持ち越し
<パリ五輪 女子テニス>1回戦に臨む大坂なおみ(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【パリ五輪第2日 テニス   大坂なおみ0-2アンゲリク・ケルバー ( 2024年7月27日    ローランギャロス )】 女子シングルス1回戦で世界102位の大坂なおみ(26=フリー)が、元世界1位で4大大会3勝を誇る同217位のアンゲリク・ケルバー(ドイツ)と対戦。3年前の東京五輪に続いて2度目の五輪となった大坂は、0-2(5-7、3-6)で元世界1位同士の戦いに敗れ、初戦で姿を消した。
 第1セット、大坂はストローク戦で主導権を握ると第4ゲームをブレークし、3―1とリードを奪った。

 しかし続く第5ゲームでストロークのミスが続きサービスダウン。5―5で迎えた第11ゲームでもミスを連発してサービスゲームを落とし、このセットを5―7で奪われた。

 第2セットは互いにサービスゲームをキープする展開となったが、3―3で迎えた第7ゲームで、ケルバーの粘り強いプレーに我慢しきれずミスを犯して先にサービスダウン。第9ゲームも失った。第8ゲーム中には、ボールのイン・アウトをめぐって、珍しく審判に抗議する一幕もあった。

 21年東京五輪では聖火リレーの最終走者を務め、メダルを期待されながら3回戦で姿を消した。「東京五輪はナーバスになった。今回はリラックスできている。メダルが欲しい」と2度目の大舞台で雪辱を期していた。

 これまでは赤土のコートに苦手意識を持っていた。しかし5月の全仏オープンでは2回戦で敗れたものの、3連覇を果たしたイガ・シフィオンテク(ポーランド)相手にマッチポイントを握るなど好感触を得ていた。それでも、今回は悲願のメダルをつかむことはできなかった。

 全米、全豪で優勝経験のある大坂は全4大大会と五輪を制する生涯ゴールデンスラムを目標に掲げる。残るは全仏、ウィンブルドン、五輪で、中でも4年に1度しかない五輪は最も難易度が高く、4年後の再挑戦に持ち越されることになった。

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