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【柔道】斉藤立「逆に良かったんじゃないかなと思う」 初戦で21年東京五輪王者と対戦へ自信

2024年07月28日 09:03

柔道

【柔道】斉藤立「逆に良かったんじゃないかなと思う」 初戦で21年東京五輪王者と対戦へ自信
出発前に取材に応じる斉藤(撮影・中村 和也) Photo By スポニチ
 パリ五輪に出場する柔道男子100キロ超級の斉藤立(JESグループ)が28日、羽田空港で出発前に取材に応じ、「ここまで来たら自分がやってきたことを信じて、それを出し切るだけだと思う」と意気込んだ。
 父は84年ロサンゼルス、88年ソウル両五輪の95キロ超級を連覇した仁さん(享年54)。日本史上初の父子での五輪金メダル獲得へ「なんとも思っていない。自分は自分。もうまっすぐしか見ていない。自分の親とか、気持ちをしっかり背負って戦っていく」と力強く語った。

 初戦で21年東京五輪王者のクルパレク(チェコ)と当たる組み合わせとなったが、「逆に良かったんじゃないかなと思う。しっかり投げて勢いつけてやれば絶対に勝てると思っている」。開催国フランスの英雄リネールとは、シード順の想定通り、決勝で当たることになる。「とりあえず下がらないこと。気持ちも姿勢も下がらないこと。それが一番だと思っている。前に出続けていく」と見据えた。

 6月のパンアメリカン・オープンを制した。全日本柔道連盟は斉藤がより厳しい組み合わせとなる第7シードに入る可能性が高まったことから、急きょ五輪本番1カ月前という時期の派遣を決定。大会は地元のペルー選手2人を含む計3人しかエントリーせず、総当たりの1次リーグ後、上位2人による決勝という方式で争われた。1次リーグでは難なく2試合一本勝ちを収め、決勝ではわずか27秒、体落としで一本を奪い優勝。体調も万全で花の都に乗り込む。

 27日に競技が本格的にスタートした。「一瞬見て、雰囲気どんな感じなのか。やりやすい雰囲気なのかなと思った」と話した。女子48キロ級日本代表の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)が日本選手団のパリ五輪メダル1号の金メダル。男子60キロ級の永山竜樹(SBC湘南美容クリニック)は意地の銅メダルを獲得した。初出場の斉藤も流れに乗る。

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