×

フェンシング金の加納虹輝 入場で考えていたこと「踏み外さないように…」 団体連覇へ「頑張りたい」

2024年07月29日 18:59

フェンシング

フェンシング金の加納虹輝 入場で考えていたこと「踏み外さないように…」 団体連覇へ「頑張りたい」
日本フェンシング界初の個人金メダルを獲得し、一夜明け会見でエペのポーズを取る加納虹輝 Photo By スポニチ
 パリ五輪第3日(28日)のフェンシング男子エペ個人で金メダルを獲得した加納虹輝(JAL)が競技から一夜明けた29日、パリ市内のチームジャパンハウスで記者会見を行った。
 【加納との主な問答】

 ──今の思い。
 「いまだに実感を得られていないが、パリ前から金メダルを獲得すると口にしてきたので、有言実行できてうれしく思う。自分が金メダルを獲れると半信半疑でも口に出すことで取れると身に染みて感じた。この後(8月2日に)団体戦があるので、気が抜けていないし、団体戦では東京に続き、パリでも金メダルを獲得できるように頑張りたい」

 ──今回は個人でメダル。
 「東京後から、パリでは団体でも個人でもメダルを獲得したいと思っていた。今回の金メダルはレベルが高いし非常に難しいと思っていたが、自信にもなっているし、驚いている。獲った後、かなりうれしさはあったが、東京より若干、孤独感があった。自分が喜んでいる状態なので、団体戦なら4人で喜びを分かち合うことになるので、その辺が大きな違いかなと思う」

 ──会場のグランパレの雰囲気は素晴らしかった。決勝に登場した階段での心境は。
 「階段を降りての入場は、フェンシング人生で最初で最後だと思ったが、あそこで踏み外さないように気をつけた。言われてみれば、そんなことを考えていたので、冷静だったと思う」

 ──フェンシングの魅力とは
 「多くの方がエペを見てくれたと思うが、ルールをどれだけ理解しているか分からないが、僕はルールは分かりやすいと思っている。その中で常に駆け引きが行われていて、シンプルだからこそ、深い戦術が出てくる。そこが魅力だと思う」

 ──団体戦でどのような役割を果たしたいか。
 「展開にもよるが、前半は自分が攻めてポイントをたくさん取れるように、チームをリードさせられるように取り組みたい」

この記事のフォト

おすすめテーマ

2024年07月29日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム