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元女王・寺田明日香が明かす伝説の名勝負の裏側「(田中)佑美ちゃん言われてボロボロ泣いた」

2024年07月29日 19:45

陸上

元女王・寺田明日香が明かす伝説の名勝負の裏側「(田中)佑美ちゃん言われてボロボロ泣いた」
陸上日本選手権女子100メートル障害決勝で、東京五輪代表の寺田明日香(中央)を破って優勝した福部真子(左)と2位の田中佑美(右) Photo By スポニチ
 東京五輪の陸上女子100メートル障害日本代表の寺田明日香(34=ジャパンクリエイト)が為末大氏のYouTube「為末大学」に出演。パリ五輪出場を逃した日本選手権“激闘”の裏側を明かした。
 日本記録保持者の福部真子(日本建設工業)、今季急成長の田中佑美(富士通)、そして寺田の3人による代表争いは日本選手権で最終決戦となった。

 ところが寺田は日本選手権の3週間前までケガでまともに走れてなかった。

 準決勝で田中と同じ組を走った。「佑美ちゃんに“一緒に行きますよ”って言ってもらってボロボロ泣いた」と振り返った。

 決勝の前も「失敗しちゃいけない」という追い込まれた思いと「楽しく走りたい」という大切な思いが交錯した。

 決勝は雨。隣のレーンを走る福部に「引っ張ってね」と話しかけたという。

 結果は1位・福部12秒86、2位・田中12秒89、3位・寺田12秒91。悪条件にもかかわらず歴史に残るハイレベルな名勝負となった。

 寺田は「結果ダメだったけどいいレースしたって言ってもらえて記憶に残るレースが出来たなら…とドワーって(泣きながら)帰った」と明かした。

 今後は引退も視野に熟考中。各地のレースを走りながら決める考えだという。

 自身がいないパリ五輪は「ゴメンね五輪にいけなくて」っていう(支援者への)思いもあるが、「俯瞰(ふかん)して見れる楽しみもある」と明かした。

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