男子団体で日大が優勝 圧倒的強さで“連覇”達成 個人戦2位小林翔がけん引
2024年09月07日 04:38
ゴルフ
18番のボギーで個人戦制覇には届かなかったが、母校に団体戦優勝をもたらし「勝負どころで狙ったところに打てた。しっかり追い上げて成長した姿を見せられた。団体戦で優勝できて良かった」と胸を張った。3年生の兄・大河と同じチームで勝つのは初めて。兄の影響でゴルフを始めた弟・翔音は「1人のチームメートとしてうれしい」と笑顔を見せた。
女子ツアーで活躍する岩井ツインズの弟で2年生の岩井光太は68で回り「ビッグスコアで貢献したかったけど、最低限のことはできた」とうなずいた。調子が上がらなかったが、前日に会場で恩師の橋本賢一・埼玉栄前監督に言われた「良い時のことを思い出せ」の助言を胸に好スコアを出した。
近隣に寮がある日大にとってはホーム開催の大会だった。コースを練習で使用しておりアドバンテージもある。「ぶっちぎりで優勝する」を合言葉に戦った。12打リードで迎えた最終日、和田光司監督は「オーバーパーを打たないように」と厳命し、全員がアンダーパーで期待に応えた。
この優勝で弾みをつけ来週の関東大学秋季リーグ戦(埼玉)、11月の常陸宮杯(石川)で団体戦タイトルを狙う。個人では小林翔、隅内雅人が10月のアジアパシフィックアマ(静岡)に挑む。勝てば来年のマスターズ、全英オープンの出場権が得られる大会に向けて小林翔は「世界のレベルはどのくらいか分からないけど、優勝を目指す」と力強く言い放った。(福永 稔彦)