大出瑞月 5差4位でツアー初優勝圏「優勝したらやばいっす!そんな感じのマインド」
2024年09月07日 04:41
ゴルフ
24年の主戦場は下部ツアーだった。それでも、出場優先順位を見直すリランキング直前の6月のニチレイ・レディースで主催者推薦選考会からはい上がって8位に食い込み、同ランク35位の資格で後半戦出場権を獲得。石川遼の動画を見てアプローチを磨くなど、コツコツ努力を重ねてきた結果だった。
今会場のグリーンは南国特有の「パスパラム」という芝。高麗だと思っていた大出は芝の名前を伝え聞いて「なにそれっ!」と笑った。芝の名前は知らずとも感覚はある。今年1月に参戦し、1位だったWPGAオーストラリアツアーのQT(予選会)の会場と似ていた。2日間の平均パット数は28。異国での経験も、スコアメークの鍵になっている。
海のない群馬出身の26歳にとって、初めてメジャーが開催された沖縄は魅力満載。「海を見ているだけで」とテンションが上がる。さらに会場の名護市と地元・館林市は友好都市。市職員の父の関係で元市長の島袋吉和氏とも知り合いという。
そんな縁のある場所で初勝利がつかめたら、さらにそれが女子プロNo・1を決めるメジャーなら…。「優勝したらやばいっす!そんな感じのマインドです」。大出らしく、いつもと変わらぬマインドで、決勝も戦い抜く。