上地結衣 車いすテニスで単複2冠達成!東京で完敗した宿敵に雪辱
2024年09月07日 04:45
五輪
これまでの対戦成績は、上地の16勝46敗。21年2月に白星を挙げて以来、ずっと勝てない時期が続いた。今年7月の英国の大会で3年ぶりに勝利し、連敗を29で止めた。「しっかりとプレーできれば勝機はある」と手応えを得て今大会へ。第1セットは落としたが、第2セットは積極的に前に出て仕掛け、6―3で奪取。最終セットも攻めの姿勢を貫いた。
生まれつき脊椎に障がいがあり、11歳で競技を始めた。高校3年の12年ロンドン大会8強、16年リオデジャネイロ大会3位、21年東京大会2位。5日のダブルスでは田中とのペアで金メダルに輝いていた。ローランギャロスは、14年に全仏オープンを制して4大大会初優勝を果たした思い出の地。好相性を感じていた赤土のコートで、最も欲しかったタイトルを手にした。