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上地結衣 車いすテニスで単複2冠達成!東京で完敗した宿敵に雪辱

2024年09月07日 04:45

五輪

上地結衣 車いすテニスで単複2冠達成!東京で完敗した宿敵に雪辱
女子シングルスで金メダルを獲得し、感極まる上地結衣=パリ(共同) Photo By 共同
 パリ・パラリンピック第10日の6日、車いすテニスの女子シングルス決勝で上地結衣(30=三井住友銀行)が21年東京大会覇者のディーデ・デフロート(27=オランダ)に逆転勝ちし、初の金メダルを獲得した。田中愛美(28=長谷工コーポレーション)と組んだ5日の女子ダブルスに続いて日本勢初制覇となった。
 東京パラリンピックで完敗した宿敵に雪辱し、悲願の金メダルを獲得した。女子シングルス決勝で世界ランキング1位に君臨するデフロートに挑んだ上地。日本女子のエースは5日のダブルスに続く2冠で、3年前の悔しさを払拭した。勝利が決まると、その場で泣き崩れ「最後まで諦めずに戦うことができた。最高の結果を報告することができてうれしい」と感慨に浸った。

 これまでの対戦成績は、上地の16勝46敗。21年2月に白星を挙げて以来、ずっと勝てない時期が続いた。今年7月の英国の大会で3年ぶりに勝利し、連敗を29で止めた。「しっかりとプレーできれば勝機はある」と手応えを得て今大会へ。第1セットは落としたが、第2セットは積極的に前に出て仕掛け、6―3で奪取。最終セットも攻めの姿勢を貫いた。

 生まれつき脊椎に障がいがあり、11歳で競技を始めた。高校3年の12年ロンドン大会8強、16年リオデジャネイロ大会3位、21年東京大会2位。5日のダブルスでは田中とのペアで金メダルに輝いていた。ローランギャロスは、14年に全仏オープンを制して4大大会初優勝を果たした思い出の地。好相性を感じていた赤土のコートで、最も欲しかったタイトルを手にした。

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