これぞ「チーム愛」だ!FA待たずに契約延長

2008年12月04日 10:12

野球

 米大リーグ、レッドソックスのペドロイア内野手は3日、来季から6年の延長契約を結び「ここに長くいられることが幸せだ」と、同じユニホームを着てプレーを続けられることを無邪気に喜んだ。
 昨年は新人王を獲得、今年はMVPに輝いた25歳は、順調ならあと4年ほどでフリーエージェント(FA)資格を得るはずだった。大リーグは年俸高騰が著しいだけに、そこまで待って破格の待遇を勝ち取る選択もあった。
 だが、本人は「もちろん、FAを考えればもっとお金を稼げるのでは、とも考えた。でも自分自身、そして家族みんなが気に入っている球団。毎年優勝の可能性があるレッドソックス以外でプレーしたいとは思わない」。「チーム愛」を強調し、会見に同席したエプスタイン・ゼネラルマネジャーを喜ばせた。
 とはいえ、今季年俸は45万7000ドル(約4250万円)で、次の6年間でその90倍近い額を手にする。昨季序盤、打率1割台と低迷し「まだメジャーの力はない」と酷評された小柄な青年が、2年足らずで栄光の階段を駆け上がった。(共同)

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