「対話路線引き継ぐ」阪神・新井が新選手会長に

2008年12月04日 16:39

野球

「対話路線引き継ぐ」阪神・新井が新選手会長に
日本プロ野球選手会の新会長に選出された阪神・新井貴浩選手(右)から花束を贈られる前会長のヤクルト・宮本慎也選手
 労働組合・日本プロ野球選手会は4日、大阪市内のホテルで定期大会を開き、宮本慎也会長(ヤクルト)に代わり、新会長に新井貴浩副会長(31)=阪神=を選出した。任期は1年。
 新井新会長は「宮本会長の対話路線を引き継ぎ、しっかりと経営側と対話して進めていきたい」と緊張の面持ちで抱負を語った。フリーエージェント(FA)制度改革などに3年間、取り組んだ宮本前会長は、31歳の新会長に「僕も最初は不安があった。できるだけバックアップする。新井くんらしくやればいいと思う」とエールを送った。
 新井新会長は1999年、駒大からドラフト6位で広島入団。2005年に本塁打王。FAで今季から阪神在籍。今夏の北京五輪には日本代表として出場した。
 また定期大会では国内FAを行使した選手のポスティングシステム利用の制限や、アマ選手の海外流出問題などでも意見交換を行った。

 ≪前会長サポートを約束≫選手会長の職を新井に譲ったヤクルト・宮本は「野球界のためにという気持ちで務めさせていただいた。そのために努力してきたつもり」と、FA制度の改革などに取り組んだ3年間を振り返った。また、対話を重視した宮本だけに「協力がないと成り立たない。新会長を盛り上げられるようにやっていく」と、今後もサポートしていくことを誓った。

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