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東洋大野球部“複雑”日本一パレード

2008年12月04日 06:00

野球

東洋大野球部“複雑”日本一パレード
パレードする(左から)高橋昭雄監督、ロッテ3位の上野大樹、日本ハム1位の大野奨太
 今秋の東都大学リーグ戦で戦後初の4連覇と明治神宮大会優勝を果たした東洋大が3日、練習グラウンドがある埼玉・鶴ケ島市で優勝報告会、パレードを行った。今年は春秋リーグ戦に全日本大学選手権、明治神宮大会を制してグランドスラムを達成。祝賀ムード一色のはずが、前日に陸上部の不祥事が発覚。日本ハムから1位指名された大野も「びっくりした。合宿所も隣なので」と驚いた様子だった。
 鶴ケ島市役所での報告会では地元の野球少年から質問コーナーも設けられたが「きわどい質問がなくて良かった。プロになったら、こういう機会も増えるんですよね」と“予行演習”に苦笑い。高橋監督は「来年の目標は2年連続グランドスラム」と高らかに宣言し、報告会後には東洋大川越キャンパスまで約3キロをパレードした。チームは9日から台湾遠征に出発する。

 <学長が謝罪>鶴ケ島市役所で行われた優勝報告会の学長あいさつの中で、東洋大・松尾学長が陸上部員の不祥事を陳謝した。「ご心配をおかけし、おわび申し上げたい。われわれも学生の生活には気をつけているが、じくじたる思いだ。運動部は注目される立場。より注意を喚起したい」と話した。事件を受け、松尾学長自身は優勝パレードへの参加を辞退。祝賀イベント中も、関係者からの連絡が携帯電話に入るなど、終日対応に追われていた。

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