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2008年12月04日 06:00

野球

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感謝の集いであいさつする星野順次
 戦力外通告を受けてから4日後の11月8日。星野は背番号93のユニホームに袖を通し、2軍の雁の巣球場に立った。「自分の納得いく球が投げられなくなった。戦力外通告を受けたら、今年で終わるつもりだった」。現役続行を表明すればオファーはあったかもしれない。だが、背番号33は潔く一線を退いた。
 新役職はコンディショニングコーチ補佐。補強トレーニングなど選手のサポートをする。「選手のためにも命がけで教えられる指導者になる」と意気込むのは自身の苦い経験があるからだ。通算50勝、99年には日本一に貢献した右腕は07年春のキャンプで補強トレーニング中の着地に失敗し、両足首を捻挫した。現役を断念する最大の原因でもあった。“同じ失敗”をさせたくないからこそ、全力で取り組む。
 「詳しい勉強はこれからですね」と苦笑いするが、星野の持つ“苦い経験”が何よりの財産だ。

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