藤浪、無念の6回降板 連続四球で無死満塁「すごく悔しい」

2018年04月01日 05:51

野球

藤浪、無念の6回降板 連続四球で無死満塁「すごく悔しい」
6回、制球に苦しむ藤浪 Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神4―8巨人 ( 2018年3月31日    東京D )】 直前まで自分がいたマウンドを苦い表情で見つめるしかなかった。先発した阪神・藤浪は5回0/3を投げ6安打4失点。分岐点となったのは6回だった。
 「前の回に味方のチャンスがつぶれたところで、しっかり抑えたいという気持ちが強すぎた」

 6回表1死二塁の好機で打席が回ってきたが、代打を送られることはなかった。「次の回を任せてもらったので、しっかり抑えたいという気持ちが入って、6回のマウンドに上がっていた」。ベンチの続投判断に燃えるものがあった一方で、気合は空回り。先頭の岡本に左前打を許すと長野、小林に連続四球を与え満塁。逆転の走者まで出塁させたところで無念の降板を告げられた。その後はベンチ最前列で必死に声を張り上げたが2番手・岩崎が同点にされると、自身の不甲斐なさを思い、唇をかんだ。

 序盤から毎回走者を背負う苦しい投球を強いられたが、大崩れはしなかった。5回はゲレーロの左越えの打球を左翼・福留の好送球もあって二塁アウトとなり中軸相手に13球で片付け、立ち直りの気配を見せていた。金本監督も「難しかったね、替え時が。5回が良かっただけにね。迷ったんだけど。(続投が)判断ミスと言われても仕方がない」と表情をゆがめた。

 「良いボールもあっただけにすごく悔しい。考えすぎたり、力んだりがなくなれば勝負できる。そこは反省して(次の登板まで)一週間しっかりやりたい」。最速は157キロを計測するなど“らしさ”は見えた。次こそ、チームを勝利に導き、胸を張って完全復活を証明する。(遠藤 礼)

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