三重・福田1失点完投 頭脳派サイドハンドが気迫の投球

2018年04月01日 05:30

野球

三重・福田1失点完投 頭脳派サイドハンドが気迫の投球
最後の打者を三振に打ち取りガッツポーズする三重・福田 Photo By スポニチ
 【第90回選抜高校野球大会3回戦   三重2―1乙訓 ( 2018年3月31日    甲子園 )】 最後までリードを守り抜いた。三重先発・福田が8安打1失点完投勝利。初戦・日大三戦は主将の定本が完封勝利。今度は背番号「1」のサイドハンドが好投でチームを26年ぶり8強へと導いた。
 打線は4回以降、無安打無得点。息詰まる展開で自らの投球を貫いた。「自分が投げ負けたらチームが負ける」。直球は130キロ前後ながらサイドに転向した1年夏から、小島紳監督の助言で投げ始めたツーシームを効果的に決めた。9回2死二塁、最後の打者となった代打・片岡も“宝刀”で空振り三振。3月初旬に右肘に違和感を覚え、痛み止めを飲んでの登板だったが「気にならなかった」と笑う。「球が速くても打たれては意味がない。打者が嫌がる球を投げることが大事」と胸を張った。

 指揮官も「定本は予想以上の結果でしたが、福田は予想通りです」と認める投球内容。宿舎での愛読書はドストエフスキーの「罪と罰」。文学も愛する頭脳派右腕は「できれば次も自分が投げたいです」と連投も辞さない構えだった。 (桜井 克也)

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