阪神・秋山 あ〜まさかの1泣 岡本に被弾「力負けです」

2018年04月02日 05:30

野球

阪神・秋山 あ〜まさかの1泣 岡本に被弾「力負けです」
<巨・神>4回1死二、三塁、秋山は岡本に逆転の左越え3ランを浴びる Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神2―3巨人 ( 2018年4月1日    東京D )】 阪神・秋山は終わってみれば一発に泣いた。6回5安打3失点。勝負どころで粘り切れず、言葉に悔しさを込めた。
 「自分はそこに投げ込んでいくので多少、(岡本の)頭にあったのかもしれない。そこで打たれたのでシンプルに力負けです」

 「完敗」を認めざるを得なかった。2―0の4回1死二、三塁。岡本に対して梅野の内角高め要求にうなずいた。渾身(こんしん)の直球を宿敵の若き大砲候補に完璧に捉えらた左翼席への逆転被弾。一振りでひっくり返され、表情は曇った。

 序盤から右打者の内角を果敢に突き、痛恨の一発も強気に攻めた末の悲劇だった。「岡本に打たれたことより、坂本さん、ゲレーロをどうにかできていた」と好調打者の打席で走者を背負ったことを悔やみ、高山の拙守という不運にも「高山も必死にやっている。そこは僕がカバーできるような投手にならないといけない」と主戦投手としての強い自覚をにじませた。

 昨季12勝で今季は先発陣の中核を担う立場。9年目シーズンの初登板でも大崩れはせず、6回まで投げ抜き、8三振も奪った。昨季一度しかなかった1試合3四球もボールゾーンでも勝負していく新境地を目指している証しで、制球が乱れたわけではない。

 「結果的に球数が多く、一人一人全力でいってしまう。うまく抜くところを作らないと長いイニングも見えてこない」。6回以上自責点3以内のクオリティー・スタートで先発の役目は果たしても満足はしない。喫した黒星を今の秋山は糧にできる。(遠藤 礼)

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