東海大相模・森下 聖地初アーチ宣言 00年の決勝以来の智弁和歌山と準決勝

2018年04月02日 19:28

野球

東海大相模・森下 聖地初アーチ宣言 00年の決勝以来の智弁和歌山と準決勝
練習中に門馬監督と話をする森下(手前) Photo By スポニチ
 第90回記念選抜高校野球大会は、3日に甲子園で準決勝が行われ、東海大相模(神奈川)は智弁和歌山と対戦する。初優勝した00年の決勝以来のカードで、同年に生まれたミレニアム世代が返り討ちを狙う。
 2日は兵庫県西宮市内で練習を行い、高校通算46本塁打の大会屈指のスラッガー・森下は聖地初アーチ宣言した。

 運命の一戦だ。東海大相模の門馬敬治監督は初優勝した00年センバツ決勝の智弁和歌山戦を振り返り「智弁の応援が凄かった。ずっと豪打、猛打を続ける驚異のチーム」と警戒した。今大会のチーム打率はともに3割を超える強力打線同士の激突だ。

 東海大相模の森下はミレニアム以来の再戦とは知らなかったが、「チャンスで1本打つことにこだわりたい。チャンスの場面で本塁打を打ちたい」と語った。この日の打撃練習中には門馬監督に呼ばれ、ベンチに座って約5分間の“個別指導”を受けた。「監督さんに“あまり考えすぎずに楽にいけ。来た球を素直に打て。硬くならずにいけ”と言われた。呼ばれることはあまりない。自分が打てていなくて、練習の感じを見て読んでくれたんだと思う。肩の力が入っていたので、少し楽になった」と森下。今大会は12打数3安打の打率・250、0本塁打と本調子とは言えない状態。自身初の甲子園で注目を浴び、重圧と戦っていた。

 森下は無類のえび好きで、えび天うどんや「エビチリ」など、えび料理を食すのが日々の楽しみ。えびは甲殻類だけに「甲殻」ならぬ「広角」に打ち分け、この日のフリー打撃では右へ左へ11本の柵越えを放った。それでも「(柵越えは)フライだった。ライナー性の打球ではないので、修正したい」と気を引き締めた。

 前日には対戦する智弁和歌山のドラフト候補・林が逆方向の左翼席へ本塁打を放つのをテレビで見たという。「自分のポイントが分かっている。バットが素直に出ているので、見習いたい」とリスペクトした。1年夏から4番を任されながら甲子園に出られなかった大砲は、7年ぶりのセンバツ制覇へ闘志を燃やしている。

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