森唯斗が帰ってきた!5連敗中ソフトバンクの危機に「持ち味出したい」27日楽天戦での先発有力

2023年04月25日 05:00

野球

森唯斗が帰ってきた!5連敗中ソフトバンクの危機に「持ち味出したい」27日楽天戦での先発有力
1軍に合流しカメラマンに向かってポーズする森(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 ソフトバンクの森唯斗投手(31)が24日、ペイペイドームで行われた投手練習で1軍に合流した。今季は本格的な先発転向を目指して春季キャンプに臨んだが、右内転筋を痛めて出遅れ。2軍で調子を上げ、27日の楽天戦での今季初登板初先発が有力となった。5連敗中に総崩れした先発陣の起爆剤としても期待がかかる。
 森がペイペイドームに帰ってきた。先発陣が参加した投手練習でキャッチボールやダッシュなどを行い、斉藤和投手コーチから「腹八分やぞ!」とセーブを促されるほど気持ちが乗っていた。27日の楽天戦での今季初登板初先発が有力。復帰戦を前にした右腕は「自分の持ち味を出してしっかりやりたい」と期する思いを口にした。

 森は昨季9月16日の楽天戦でNPB史上最も遅い登板461試合目でプロ初先発。本格的な先発転向を目指して今春キャンプに臨んだが、初日の2月1日に右内転筋を痛めるアクシデントに見舞われた。リハビリ期間を経て、2軍では朝7時からのアーリーワークを行うなど復活を目指し汗を流した。「トレーニングをしっかりやってきたので、それがいい方向に出てきていると思う」と自身の状態に自信を持って1軍のマウンドに臨む。

 ウエスタン・リーグでは3試合、計18回2/3を投げ、2勝1敗、防御率0・48と好成績を収めた。前回20日のオリックス戦(タマスタ筑後)では、7回を投げて3安打3失点(自責0)と好投。斉藤和コーチは「本当に楽しみ。ボールの質も投げるたびに良くなっている。前回のファームのようなボールが投げられれば、楽しみな結果になる気はしてる」と話した。

 2軍戦で「肘が飛んでもいい」と気持ちを前面に出した投球を見せた森に、誰より期待しているのが藤本監督だ。チームは現在5連敗中で、先発投手が5回を投げきれない試合が続き、指揮官は「気持ちが(1軍)投手陣には必要」と話していた。気迫あふれる投球が持ち味の森は、先発陣の起爆剤としてうってつけの存在だ。

 森にとってはこれから先発ローテーションに定着するための勝負のマウンド。「一発勝負だと思うのでやるしかない」。通算127セーブを挙げている元守護神が新たな持ち場で再出発のスタートを切る。(森 寛一)

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