Rソックス・正尚 調子“上向き”示す「ローンチアングル」 打球角度上がりゴロアウト減少

2023年04月25日 02:30

野球

Rソックス・正尚 調子“上向き”示す「ローンチアングル」 打球角度上がりゴロアウト減少
<ブルワーズ・レッドソックス>8回、満塁弾を放ち笑顔の吉田(AP) Photo By AP
 【インターリーグ   レッドソックス12―5ブルワーズ ( 2023年4月23日    ミルウォーキー )】 レッドソックス・吉田の復調を示す数字が「Launch angle(ローンチ・アングル)」と呼ばれる打球角度の変化だ。
 大リーグ平均は12.1度だが、右太腿裏の張りで4試合欠場する前の4月11日時点で吉田はマイナス8度と規定打席到達選手では最低だった。つまり水平より低く打球が飛び出し、44打席でゴロアウトが半分近い20。過去5年間でシーズンを通して平均打球角度がマイナスで終えたのは4人しかいない。

 イチローも松井秀喜もメジャー1年目の開幕当初は「ゴロキング」などとやゆされたが、吉田もメジャー特有の動く球に苦しみ、打球が上がらなかった。

 変化が見られ始めたのはここ5試合。この間は打率.318(22打数7安打)を記録しているが、ゴロアウトは5に減少し、開幕12試合で3しかなかった外野飛球が6と増えた。打球角度はマイナス1.7度まで回復。徐々に持ち前の適応力の高さを見せてきた。

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