DeNA・牧 お目覚めV撃 修正即16打席ぶり 今季最多貯金4で首位キープ貢献

2023年04月26日 05:30

野球

DeNA・牧 お目覚めV撃 修正即16打席ぶり 今季最多貯金4で首位キープ貢献
<D・ヤ>初回、適時二塁打を放ちナインに迎えられる牧(撮影・島崎 忠彦) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   DeNA5ー3ヤクルト ( 2023年4月25日    横浜 )】 DeNA・牧が試合後の会見を終えると、グラウンドから相川七瀬の歌声が聞こえてきた。いつまでも、夢見る秀悟じゃいられない――。悩める主砲の快打は初回だ。1死一、三塁で右中間フェンス直撃の先制二塁打。4試合16打席ぶりの安打に「ここ最近、チームに迷惑を掛けていた。情けない打撃をしていたので」とホッとした表情を浮かべた。
 試合前の時点で打率・215。牧は夢を見ず、自身の現状を直視して復調へと真摯(しんし)に取り組んだ。試合前には早出特打を敢行。「フォームのバランスも悪かった。早出で見直せた」。大和ら先輩にもアドバイスを求め、石井チーフ打撃コーチには「もう心配することはない。自分らしく」と声をかけられた。「ボールの待ち方とか、ボール球にも手を出していたけど修正できた」と即、結果につなげた。

 相手先発サイスニードとは過去23打数11安打で打率・478の好相性だった。5回1死では「当たっちゃった、みたいな。初めて」と止めたバットに投球が当たり、打球が一、二塁間を抜ける右前打。幸運も味方に今季4度目のマルチ安打となった。この日は故郷の長野から家族、親戚ら約40人が応援に訪れており「その前で打てて良かった」と笑った。

 これでチームは横浜スタジアムで7連勝。今季最多の貯金4とし、首位も守った。「ヤクルトは去年優勝。そこに勝たないと優勝はない」と牧。相川七瀬は「夢見る少女じゃいられない」と歌ったが、ファンは25年ぶりのリーグ優勝を夢見る。(鈴木 勝巳)

 ≪サイスニードに5割≫牧(D)がサイスニードから2安打を放ち通算対戦打率を.500(26打数13安打)とした。チームでサイスニードから2桁安打しているのは牧だけで佐野は.133、桑原は.219と苦戦している。先発・サイスニードとの対戦試合は前日まで通算2勝7敗1分けで3連敗中だったが、昨季7月17日以来4試合ぶりの勝利となった。

 ▼DeNA・三浦監督(牧の先制打に)まず先制点。初回からいい攻撃ができた。(不振だったが)大丈夫。前も言ったと思うけど、大丈夫です。

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