巨人 阪神追撃に暗雲…大勢の出場選手登録を抹消 大黒柱・坂本に続いて守護神も

2023年06月30日 16:02

野球

巨人 阪神追撃に暗雲…大勢の出場選手登録を抹消 大黒柱・坂本に続いて守護神も
巨人・大勢 Photo By スポニチ
 日本野球機構(NPB)は30日、セ・パ両リーグの出場選手登録および抹消を発表し、巨人は守護神・大勢投手(24)の登録を抹消した。球団は右上肢のコンディション不良と発表。7月1日から故障班で調整を行う。
 原辰徳監督(64)ら首脳陣が状態を確認することとなっていたこの日は1軍の試合前練習に合流したものの、キャッチボールなどは行わずノースロー調整。ランニングなどで汗を流した。

 ルーキーイヤーの昨季開幕から抑えを任されている大勢は、2022年に新人最多タイとなる37セーブを挙げて新人王を獲得。3月には野球日本代表「侍ジャパン」メンバーとして第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の優勝にも貢献した。

 今季は3日の日本ハム戦(東京D)で2―1で迎えた9回に登板するもスクイズで追いつかれるなど今季3度目の救援失敗。13日の西武戦(東京D)では通算50セーブを達成したが、15日の同戦では2―2の9回にわずか3球でプロ初の危険球退場となった。

 23日の広島戦(マツダ)で今季14セーブ目を挙げたものの、5―2の9回に登板して最初に打席へ迎えた坂倉に右翼ポール際へ一発を浴びた。25日の同戦ではベンチ外。試合後、原監督は「ちょっと疲労困憊(こんぱい)かな。少し時間を空けることがチームにとっても彼にとっても、というふうに考えました」と説明し、ヤクルト戦が行われた東北遠征(27、28日)には同行していなかった。

 巨人は攻守の大黒柱である坂本勇人内野手(34)が23日に行われた広島戦(マツダ)の初回、内野安打を放った走塁中に右太腿裏を痛めて交代。翌24日に出場選手登録抹消、27日には右大腿二頭筋長頭肉離れと診断されて戦列を離れており、度重なる主力の離脱となった。

 大勢は今季24試合に救援登板し、2勝0敗1ホールド14セーブ、防御率3・00。

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