広島・秋山 レッズ時代の元同僚・バウアーから決勝打「何とかしたいなという思い」

2023年07月18日 06:03

野球

広島・秋山 レッズ時代の元同僚・バウアーから決勝打「何とかしたいなという思い」
<D・広>7回、適時打を放つ秋山(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   広島2―1DeNA ( 2023年7月17日    横浜 )】 雪辱を果たした。同点で迎えた7回2死二塁からの第4打席。バウアーが1ストライクから投じた2球目だ。高めのカットボールを捉えた広島・秋山の一打は右前適時打。米大リーグ・レッズ時代の元同僚はマウンド上で膝に手をついて肩を落とした。
 「このカード、何ができたという打席もなかった。ああいうところで何とかしなきゃなと。当然なんですけど、負けていたら、どうしても責任がかかるポジションなので」

 強い責任感が実を結んだ。開幕から全85試合に3番打者として出場。今カードのDeNA戦では前日16日までの2試合は8打数無安打だった。この夜も5回の好機では拙攻。同点に追いついた直後、1死三塁からの第3打席では遊ゴロに倒れていた。「あそこ(5回)は点が取れるバッティングにしなきゃいけなかった。それがあったので、余計にあの(7回の)打席は、何とかしたいなという思いはありました」。挽回を狙った終盤の打席で放った勝ち越し打は結果的に勝負を決める決勝打。これでバウアーとの対戦成績は8打数3安打で打率・375となった。

 自身3戦ぶりの安打、実に14戦ぶりの打点で勝利に貢献した。あと3安打で4年ぶりのシーズン100安打にも到達。打率・296と3割も目前だ。「またいいスタートが切れる準備をしたい」。球宴にも出場する35歳のベテランは先を見据えていた。

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