大阪公立の実力校・大冠 6大会連続3回戦進出 投打の歯車かみ合い大手前に快勝

2023年07月18日 17:46

野球

大阪公立の実力校・大冠 6大会連続3回戦進出 投打の歯車かみ合い大手前に快勝
大手前戦で完封勝利を挙げた大冠・猪又                       Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権大阪大会2回戦   大冠7―0大手前 ( 2023年7月18日    南港中央 )】 17年夏に準優勝した実績を誇る公立の実力校・大冠が、府内屈指の進学校・大手前に快勝し、17年から6大会連続(20年独自大会を除く)の3回戦進出を決めた。
 打線が相手投手陣を打ち崩した。2回に5番・芝田樹矢(3年)の内野安打を皮切りに無死二、三塁とし、7番・笹川凌汰(2年)の右前適時打で先制。さらに相手守備のミスも絡んで、2点の先行に成功した。4回1死二塁では1番・藤木柊吾(3年)の右中間への適時三塁打で1点を追加。さらに3点リードのまま迎えた8回1死満塁では、4番・藤谷太陽(3年)が左中間を破る走者一層の3点三塁打を放ち、勝利を決定づけた。

 投げては、背番号10の先発・猪又宥人(3年)が粘り強く投げ抜き、完封。右サイドスローから丁寧に低めを突き、相手打線に凡打の山を築かせた。

 東山宏司監督は「4番の藤谷に長打が出たのが良かった。逆方向への打球を飛ばせるのが彼の持ち味なので」と主砲の復調気配に期待を寄せ、「猪又も一人で投げてくれて他の投手を使わずに済ませてくれた。丁寧に低めを突いて打たせて取る投球をしてくれた。よく投げてくれました」と先発右腕の奮闘には、こうべを垂れた。その上で次戦以降に向け「ここからが勝負になると思います。大阪から公立校が甲子園へ…どこかがやらないと」と言葉に力を込めた。

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