元レッズGMが予想、大谷のトレード先はレイズ、ドジャース、マリナーズ、レンジャーズ その根拠

2023年07月18日 10:16

野球

元レッズGMが予想、大谷のトレード先はレイズ、ドジャース、マリナーズ、レンジャーズ その根拠
エンゼルス・大谷翔平 Photo By スポニチ
 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のジム・ボーデン記者が17日(日本時間18日)、大谷翔平のトレードで名前が出てきそうな球団を1位から10位まで並べている。
 ボーデン記者は元レッズGMで、99年のオフにケン・グリフィーJrの大型トレードをまとめたことで知られる。

 1位はレイズで、エリク・ニーアンダー編成本部長が獲得に動くと明言。強みはファームに若手有望株がたくさんいることで、内野手、投手を複数トレードできる。ジョシュア・ロー外野手のような若手メジャーリーガーを出しても良い。レイズは今季は世界一になることに照準を合わせており、モチベーションも高い。

 2位はドジャースでファームに人材豊富で、10対1のトレードもまとめられる。エメ・シーハン、マイケル・グローブ、ライアン・ぺピオといったメジャーでも投げている若手投手を複数出せる。ただエンゼルスが同じ街のライバル球団に大谷をトレードするかどうかは大きな疑問。

 3位はマリナーズ。もし、ローガン・ギルバート、ジョージ・カービー、ブライス・ミラーといったメジャーで活躍する若手投手たちの中から2人を出し、内野手や外野手でも実力派の若手を出せば、正真正銘チャンスがあるという。加えて大谷はシアトルを気に入っていることから、FA市場でも長期契約を結ぶ可能性があり、今後長い間、大谷とフリオ・ロドリゲスを2枚看板にできるという。

 4位はレンジャーズ。ア・リーグ西地区を制するチャンスがあり、オーナーは資金力があり、クリス・ヤングGMも積極的、ブルース・ボーチー監督は殿堂入りする指揮官だ。トレードできる若手投手と野手も十分にいるという。

 ボーデン記者は5位以降も並べてはいるが、トレードの実現性は薄いと見ている。

 その5位はヤンキース。ただし、現在必要なのは投手と左翼手で、FAになれば西海岸のチームを選ぶとうわさされる大谷のレンタルのために、若手有望株をたくさん出すかどうかは疑問。ただヤンキースのことなので、あらゆることが可能。

 6位はブレーブス。エース級の投手を補強したがってはいるが、ファームに交換要員はほとんどいない。メジャーチームは今現在61勝31敗で、世界一の最有力候補。ゆえにこのメンバーをトレードすることもない。

 7位はジャイアンツで、オフにアーロン・ジャッジの獲得に動いたように、スーパースターを欲しがっている。ただトレードとなると、ファームに十分な人材がおらず、ファーハン・ザイディ編成本部長が彼らを出すかどうかもはなはだ疑問。オフになりFA市場でなら獲得の可能性がある。

 8位はオリオールズでファームの人材は豊富。だが彼らは大谷のために複数の若手有望株をトレードしたりはしない。それよりもカブスのマーカス・ストローマン、ホワイトソックスのルーカス・ジオリト、ランス・リンといった先発投手オンリーの選手の獲得に動く。

 9位はパドレスだが、1年前もフアン・ソト外野手のトレードで大勢若手有望株を出したばかり。また同じことをするとは思えない。既にスターはたくさんいる。10位はレッズ、マーリンズ、ダイヤモンドバックス、ガーディアンズ。これらのチームは、大谷といえど2か月のレンタルのために、将来につけを回したりはしない。今いる若手をじっくり育て、長期間勝てるチームを作っていく。

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