JR四国・近藤 「出来過ぎ」延長11回わずか1安打1―0完封 昨年準V・東京ガス撃破の大金星

2023年07月18日 05:10

野球

JR四国・近藤 「出来過ぎ」延長11回わずか1安打1―0完封 昨年準V・東京ガス撃破の大金星
<JR四国・東京ガス>初回を抑えポーズを決めるJR四国・近藤(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【第94回都市対抗野球第4日1回戦   JR四国1―0東京ガス ( 2023年7月17日    東京D )】 1回戦3試合があり、JR四国(高松市)は東京ガス(東京都)を延長11回の末に1―0でサヨナラ勝ちし、18年以来5年ぶりの白星を挙げた。1年目の近藤壱来(かずき)投手(24)が11回を1安打完封と圧巻の投球を見せた。
 初戦突破の立役者となった右腕が、歓喜の輪に跳び込んだ。JR四国は0―0の延長11回1死二、三塁から吉岡広貴の二塁内野安打でサヨナラ勝ち。エースの近藤は「出来過ぎ。チームを勝たせることができて良かった」と笑みをこぼした。

 昨年準優勝の東京ガス打線を相手に140キロ台後半の直球とスライダー、カットボールを自在に操った。延長11回、116球を投げて内野安打1本のみ。「三振を狙っても取れない。逆にちょっと甘い所に投げて、打ってもらおうと思った」と奪った三振は4個止まりだったが、狙い通り凡打の山を築いた。

 鳴門渦潮(徳島)時代は甲子園出場なし。三菱自動車倉敷オーシャンズを経て、昨年はNPBを目指して四国アイランドリーグplusの香川でプレーした。指名されることはなく一度は野球を諦めたが、情熱は消えていなかった。テストを受けてJR四国の一員に。「1年目だけど“任せた”と言ってもらっている。自分が引っ張っていこうと思った」。既に視線は次戦に向いている。(落合 紳哉)

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