【甲子園】北陸・友広陸 清々しく敗戦「最高という言葉しか出てこない」高校最後の打席で公式戦初本塁打

2023年08月12日 05:00

野球

【甲子園】北陸・友広陸 清々しく敗戦「最高という言葉しか出てこない」高校最後の打席で公式戦初本塁打
<慶応・北陸>9回、左本塁打を放った北陸・友広(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会第6日2回戦   北陸4-9慶応 ( 2023年8月11日    甲子園 )】 北陸の92年以来31年ぶりの夏1勝は遠かった。慶応の猛打の前に序盤から大量失点。それでも、4回途中から登板したエース右腕・友広陸は投打で完全燃焼し、すがすがしく聖地を去った。
 「最高の舞台で最後に自分のプレーができた。最高という言葉しか出てこないです」

 0―9の9回。仲間がつなぎ、2点返してなお2死三塁で打席が回ってきた。スライダーを思い切り振り抜いた打球は、美しい弧を描いて左翼席に着弾。高校最後の打席で公式戦初本塁打を放った。投げては4回2失点だった。

 今春の選抜ではエースで4番。福井大会初戦で右肘を痛め、ベンチスタートとなった。「自分より成長した投手もいる。仲間がいなかったら絶対、甲子園に来られなかった」。春夏ともに果たせなかった“聖地1勝”を後輩に託した。また、福井県勢は令和に改元後の夏の大会では初の初戦敗退となった。

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