広島・島内 2位確定へCSへフル回転誓う「名前を呼ばれれば、しっかり結果を残す準備をしたい」

2023年09月29日 06:05

野球

広島・島内 2位確定へCSへフル回転誓う「名前を呼ばれれば、しっかり結果を残す準備をしたい」
広島・島内 Photo By スポニチ
 広島・島内颯太郎投手(26)が28日、ポストシーズン込みでのフル回転を改めて誓った。ここまで41ホールドポイントを挙げ、球団史上初となる最優秀中継ぎ投手のタイトルがすでに確定。喜びを口にしつつ「最後まで気は抜けない。名前を呼ばれれば結果を残す準備をしたい」と言葉に力を込めた。本拠地で中日戦のある29日にも2位を決め、クライマックスシリーズ(CS)突破へ。零封で貢献する。
 春季キャンプが飛躍への分岐点だった。球団アドバイザーに就任した黒田博樹氏に助言を受け、チェンジアップを真っすぐの軌道から沈むように改良。何しろ、150キロ超の剛速球を持つ右腕だ。奥行きを生む変化の効果は、てきめんだった。

 「4月は不安もあった。5月に入ってから勝ちパターンで投げさせてもらえるようになり、結果を積み重ねていくにつれて自信が芽生えてきました」

 今季は自己最多の61試合に登板し、2勝3敗2セーブ。長く1点台だった防御率は、疲労が隠せなかった9月上旬の3試合で悪化したものの、現在は2・35にまで改善。「疲れは全くないし、状態も悪くない」と話す表情は生気がみなぎる。

 「まだ2位が確定していないし、順位が決まっても、CSを戦うのに消化試合はないと思う。最後まで気は抜けない。自分のピッチングに集中できる状態に持っていきたい」

 3位・DeNAと2ゲーム差でシーズンは残り3試合。29日の中日戦に勝ち、DeNAが負けるか引き分け、もしくは中日と引き分けてもDeNAが負ければ、95年以来28年ぶりの2位が決まる。島内は、その先の決戦をも、にらんで意気込む。

 「ホールドポイントが付く展開じゃない場面もあると思う。名前を呼ばれれば、しっかり結果を残す準備をしていきたい。抑えられるように頑張りたい」

 16年にジャクソンがマークした、球団記録の42ホールドポイントまであと1。まずは並んで球団記録更新へ、さらにはCS勝ち上がりへ、26歳はフル回転を誓っている。(江尾 卓也)

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