智弁学園が2年ぶり20回目の秋制覇 2回戦からメンバー入りした代役エース・田近が8回無失点

2023年10月08日 18:31

野球

智弁学園が2年ぶり20回目の秋制覇 2回戦からメンバー入りした代役エース・田近が8回無失点
2回から救援し無失点と好投した智弁学園・田近(2年) Photo By スポニチ
 【秋季高校野球奈良大会決勝戦   智弁学園4―2奈良大付 ( 2023年10月8日    佐藤薬品スタジアム )】 智弁学園が奈良大付を4―2で下し、2年ぶり20回目の優勝を決めた。2回戦からけが人に代わってメンバー入りし、1番を背負った左腕・田近楓雅(2年)が2番手で2回から救援。8イニングを9奪三振無失点とした。
 「決勝で投げるというのは伝えられていた。1イニングずつ、丁寧に投げた。」

 この秋初登板で好投した“代役エース″。秋の大会直前のメンバーから外れたとき、「チームメイトから絶対に出番が来るぞと言われていた」。その言葉に奮起し、毎日100球以上を投げ込み、チャンスをひたすら待った。

 「直球が抜けるのが自分の悪いところだった。改善するために、毎日納得行くまで投げた。その成果がこの試合で出たかなと思います」

 21年夏、智弁学園を甲子園準優勝に導いた左腕エース・西村王雅(現・東芝)は、京都シニア時代からの先輩。「智弁に来いよ。俺の後を継いでくれ」と誘われ、門をたたいた。左腕は「小坂(将商)監督からも“西村を超えろ″と言われている。自分の中でそれを目標に、レベルアップしたい」と先を見据えた。
 

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