今年度で勇退の大体大・中野監督 ラスト試合後の胴上げに「感無量」

2023年10月08日 13:23

野球

今年度で勇退の大体大・中野監督 ラスト試合後の胴上げに「感無量」
<関国大・大体大>退任の決まった、大体大・中野監督を中心に写真撮影(撮影・中辻 颯太) Photo By スポニチ
 【阪神大学野球秋季リーグ戦最終節2回戦   大体大7―8関西国際大 ( 2023年10月8日    ほっともっとフィールド神戸 )】 大体大・中野和彦監督(64)の体が一塁側ベンチ前で3度宙を舞った。最終節連敗で今リーグ戦の日程を消化、最終成績は4勝8敗の勝ち点1に終わったが、今年度をもって勇退する中野監督にとってのラスト試合は、最後まで目が離せない激闘となった。
 「勝ちたかったですが、選手たちはよく頑張ってくれました。(相手チームも近寄ってくれての)胴上げは感無量です。本当にありがたいことです」

 1994年の監督就任から今年で30年。00年春から阪神大学野球リーグ最長の7季連続優勝を含む26度のリーグ優勝を果たし、上原浩治氏(元巨人、レッドソックス)をはじめとするプロ野球選手も育ててきた。中野監督は「(11月28日に)65歳を迎えるタイミングで次に託そうと考えていました」と、松平一彦コーチ(46)に引き継ぐことを念頭に置いて指揮を執ってきた。「安心して任せられると思います」と、試合後の表情は穏やかだった。

 2006年の大学選手権優勝メンバーも試合を観戦、その中には元巨人、日本ハムで今年6月にドイツのボン・キャピタルズに入団した村田透(38)の姿もあった。

 中野監督は今後、GMとしてチーム運営に参加し、野球部強化に携わっていく。

おすすめテーマ

2023年10月08日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム