楽天―ロッテ最終決戦…もう一つの焦点　浅村VSポランコの本塁打王争いはどうなる？

2023年10月08日 16:09

野球

楽天―ロッテ最終決戦…もう一つの焦点　浅村VSポランコの本塁打王争いはどうなる？ — 最終戦で初の本塁打王がかかるロッテ・ポランコ Photo By スポニチ

　パ・リーグのCS進出残り1枠をかけ、楽天―ロッテの最終戦が9日に行われる。

　ロッテは勝てば本拠地開催の2位進出の可能性もあるため、負けられない。

　もう一つの焦点は26本塁打で並ぶロッテ・ポランコと楽天・浅村の本塁打王争い。

　楽天は勝利が絶対条件で、仲良くタイトルを分け合うような雰囲気ではない。

　申告敬遠など勝負を避けられる可能性もあるため、打順にも注目が集まる。

　可能性として、両大砲の「3番起用」がある。3番なら初回から打席に立ち、打順も多く回ってくる。

　楽天は3番・島内、4番・浅村、5番・岡島でシーズン終盤を戦った。

　開幕から不振だった島内だが、2軍調整を経て8月に復帰すると、139打数43安打3本塁打。打率・309と昨季リーグ最多安打を獲得したバッティングを取り戻している。

　島内は得点圏打率も高く、昨季までの定位置だった4番に起用すれば、5番で続く岡島の存在と合わせて「3番・浅村」と勝負せざるを得ない状況をつくれる。

　ロッテの場合はポランコの3番起用は考えにくい。打率、出塁率ともに浅村と比べて低く、出塁後の機動力も考慮すればチャンスメーカーとして機能しにくい。

　楽天先発は右腕の則本が予想される。打撃好調の石川慎、一発の魅力がある山口ともに右打者であり、山口は比較的右腕に強いとはいえ、ポランコが故意に歩かされた場合に不安を残す。

　同じく1試合残しているソフトバンク・近藤も1本差で迫っている。CS進出争いと同時進行で、本塁打王争いにも目が離せなくなってきた。