鷹弟が4年ぶり5度目の日本一 ナインから胴上げされた小久保2軍監督「やってきたことが実を結んだ」

2023年10月08日 06:00

野球

鷹弟が4年ぶり5度目の日本一 ナインから胴上げされた小久保2軍監督「やってきたことが実を結んだ」
ファーム日本選手権<巨・ソ>ファーム日本一に輝きナインから胴上げされる小久保監督(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 【ファーム日本選手権   ソフトバンク(ウエスタン覇者)6ー5巨人(イースタン覇者) ( 2023年10月7日    サンマリンスタジアム宮崎 )】 ファーム日本選手権は7日、ウエスタン・リーグ覇者のソフトバンクが、イースタン覇者の巨人に6―5で勝利し、4年ぶり5度目の日本一に輝いた。育成2年目の川村友斗外野手(24)が3安打2打点の活躍でMVPを獲得。8日に52歳の誕生日を迎える小久保裕紀2軍監督にとって最高の前祝いとなった。
 2点を追う8回の攻撃にソフトバンクの小久保2軍監督の野球が凝縮されていた。まずはウエスタン・リーグで4年連続本塁打王のリチャードが左越え本塁打を放ち1点差に迫ると、無死満塁で笹川の内野ゴロの間に同点。続く渡辺陸の右犠飛で勝ち越した。

 シーズンを通して練習から1死や無死で内野手の守備位置が後ろへ下がっていることを想定してゴロを打つ練習、走者が三塁にいることを想定して外野フライを打つ練習をチームで反復してきた。5度宙に舞った指揮官は「地味な点の取り方でしたけど、やってきたことが最終的には実を結んだのかなと思います」と充実感をにじませた。

 若鷹たちもアピールした。育成2年目の川村は4回に右前に同点適時打。6回は中堅への適時三塁打を放つなど3安打2打点でMVPを獲得。「一発勝負なので腹をくくるぐらいの気持ちでした。出来すぎです」と笑った。4番のルーキー・生海は4安打で優秀選手賞。「投手に対して振れるようになった。ちょっと良くはなっていると思います」と1軍でのCS出場を狙う。

 試合後には選手、首脳陣でバーベキューを行い1年の労をねぎらった。きょう8日に52歳の誕生日を迎える小久保2軍監督にとっては最高の前夜祭となり、「(宿舎に)帰って騒ぎましょう!」と選手に笑顔で呼びかけた。 (杉浦 友樹)

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