阪神・佐藤輝 侍ジャパン井端監督から直接ラブコール!三塁&クリーンアップで「引っ張って」

2023年10月11日 05:15

野球

阪神・佐藤輝 侍ジャパン井端監督から直接ラブコール!三塁&クリーンアップで「引っ張って」
<阪神練習>甲子園を訪れた侍ジャパン・井端監督(左)と話す佐藤輝(右端)と岡田監督(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 阪神・佐藤輝明内野手(24)が10日、練習視察のため甲子園球場を訪れた侍ジャパンの井端弘和新監督(48)から、11月の第2回アジアプロ野球チャンピオンシップ(16~19日、東京ドーム)出場へ、直接ラブコールを受けた。18年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した虎の主砲。若き日本代表の「三塁」「クリーンアップ」で起用する方針も示され、攻守でチームのけん引役としての参戦を熱望された。
 国際大会で躍動する佐藤輝の姿を、侍ジャパンの新指揮官が心待ちにしている。12球団で最初に足を運んだのはセ・リーグの王者。井端監督は阪神を1番手に選んだワケを「まだ(オフで)練習をやっていないところもあるので」と話すにとどめたものの、佐藤輝へ熱烈なラブコールを送りたかったことも、この日訪れた理由の一つだろう。練習中に岡田監督を交えて佐藤輝と話し込む一幕も。24歳の大砲に期待することを報道陣に問われると「全て」と語った。

 「レギュラーとして何年もやっていますし、守る方も含めて、年齢も上の方ですし、引っ張って行ってくれればと思います」

 井端監督の初陣となる「第2回アジアプロ野球チャンピオンシップ」が11月16日に開幕する。17年の第1回大会は日本が優勝しており、連覇がかかる。オーバーエージ枠を除く出場資格は24歳以下、または入団3年目までの選手。佐藤輝は立派な主役の一人だ。近大時代に大学日本代表に選ばれ、昨年11月には侍ジャパン強化試合にも参戦。全4試合に出場し、計13打数2安打ながら、今年3月のWBCへ向けた選考枠にも入った。3年連続20本塁打などの実力に加え、将来性も豊富な背番号8。井端監督が是が非でも仲間に加えたい、とリストアップしたのは当然だ。

 18日開幕のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(S)に向けて調整を進める佐藤輝は、「井端監督と何を話したかは言えないですが、選ばれたら光栄です」と言葉少なに会談を振り返った。だが、バットは雄弁。前日に続いて行われたシート打撃では育成左腕・川原から右中間フェンス際へ、湯浅からも右翼ポール際へ、それぞれ大飛球を放った。逆風がなければスタンドインしていてもおかしくない2本の放物線。9、10月を打率・356、9本塁打、29打点でフィニッシュした状態の良さを、井端監督の目の前で存分に披露した。

 岡田監督は「(井端監督は)サードでクリーンアップ空けてますよ、って言うとったけどな」とニヤリ。佐藤輝が再び日の丸を背負い、国の威信をかけて戦う舞台のド真ん中に立つ――。その瞬間は遠くない。(八木 勇磨)

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