花巻東・麟太郎 米留学決断でドラ1狙っていた球団は即戦力投手獲得にかじを切る?

2023年10月11日 05:30

野球

花巻東・麟太郎 米留学決断でドラ1狙っていた球団は即戦力投手獲得にかじを切る?
<花巻東・履正社>2回、一塁守備につく花巻東・佐々木麟(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 【記者の目】ドラフトでの1位指名選手には「補強ポイント」と「ポテンシャル」と2つの軸がある。麟太郎は、未来の中心選手候補の期待を込めて獲得を狙う「ポテンシャル」枠だった。
 もし、プロ志望届を提出していれば…。スカウトの間では1位入札は「指名打者制のあるパ・リーグの1~2球団」という見込みだった。1位候補にリストアップしていた西武・奥村剛球団社長は留学の表明を受け「日本プロ野球界として凄い逸材だって聞いてますので、そういう意味ではちょっと残念な感じもします」とコメントした。

 今年は大学生投手が豊作。国学院大の153キロ左腕・武内、中大の155キロ右腕・西舘ら即戦力投手を「補強ポイント」とする球団は多い。その中で数少ない野手の「ポテンシャル」枠の筆頭が消えた。ENEOS・度会、広陵(広島)・真鍋ら左のスラッガーはいるが、怪物並みの麟太郎の代替選手はアマチュア球界に存在しない。麟太郎を狙っていた球団も即戦力投手獲得にかじを切る可能性が十分にある。(アマチュア野球担当キャップ・柳内 遼平)

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